快晴続きの三連休。夫婦そろって出かけようにも、お嫁ちゃんは残念ながら休日出勤。
そんな日曜日の朝にTwitterを開いてみたら、スポーツランドSUGOで全日本トライアル選手権が開催されることを知りました。
ぶっちゃけトライアルなんて何も知らないですけど、カメラを持ってお出かけすることにしました。
「トライアル」ってなに?
バイクで障害物競走!?
そもそもトライアル競技とは何か。
簡単に言ってしまえば、バイクで障害物競走です。
“セクション“と呼ばれる課題コースが10〜12面ほど設定されており、そこを制限時間内にいかにミスなく走り抜けられるかを競います。
そのセクションでは背丈ほどある大きなタイヤを飛び越えたり、5メートルはありそうな崖を登ったり……とかなりハードなコース設定。
ここで足を1度地面につくたびに1点が減点され、セクションの外に出たり、バイクから降りてしまったりすると失敗(5点減点)となってしまいます。
だけど、観戦初心者は「足を着いたら減点&バイクが倒れたら失敗」くらいの認識で充分楽しめましたよ。
観戦してみた
今回、僕が観戦したのは宮城県のスポーツランドSUGOで行われた全日本選手権の最終戦。
これまで何度かモータースポーツの観戦をしたことがあったのですが、ロードレースとはかなり勝手が違って新鮮な体験ができました。
観客席がない!
モータースポーツ観戦といえば、コースから数十メートルほど離れて柵越しに観るものと思っていました。
しかし、トライアル競技はセクションエリアが点在しているだけで、明確な観戦場所が設定されていません。
黄色のテープで囲まれた競技エリア以外なら自由に移動して観戦することができます。
なのでセクションに沿って斜面を登って、難所の真横で待ち構えるのもOK。
登山靴などの装備があると、もっとトライアル観戦を楽しめるかもしれません。
アットホームな雰囲気
観客席がないということは、選手と観客を隔てる壁がないということ。
そのため、セクション間を移動する選手がファンと会話するなど非常にアットホームな競技会場でした。
中には缶バッジを持ち歩いて、ファンに配っていた選手もいたようです。
逆にいえば、観客とバイクの動線が重なっているので、ボーッと歩いていると選手の移動を邪魔してしまったり、バイクと接触してしまう恐れがあります。
小さな子どもを連れての観戦だと、目を離さないように注意する必要があるかもしれません。
ボルダリングみたい
全日本選手権では国際B級、国際A級、国際A級スーパークラス、レディースクラスの4つのカテゴリーに分かれて競技が行われていました。
そして“セクションマーカー“という看板がコース内に設置してあり、同じセクションでもカテゴリーごとに通過するべきポイントが決められています。
通過する場所によって難易度を変えていくのは、ボルダリングみたいですね。
そこら中で同時進行
競技がスタートすると、選手たちはセクション1から順に課題に挑戦していきます。
しかし選手が多いため、気づけばそこら中で色々なカテゴリーの競技が同時進行することに。
しかも、選手たちは同じような格好をして同じようなバイクに乗っているので、初めての観戦だと誰をどこで観ればいいのやら……と困ってしまいました。
なんの事前リサーチもせずに観戦した今回は、いちばん人混みができてる場所を追いかけていました。
結果的に最高峰カテゴリーの国際A級スーパークラスの選手たちを追うことができました。
このカテゴリーではホンダやヤマハのワークス選手が活躍しており、超人的なテクニックを披露してくれました。
意外と朝早くからやってる
SUGOの公式HPにタイムスケジュールが掲出されていなかったのは少し困りました。
観戦中にTwitterのMFJ公式アカウントでスケジュールが発表されていることに気づきました。
MFJ全日本トライアル選手権 / All Japan Trial Championship (@MFJ_TRIAL) | Twitter
僕は10時ごろに会場入りしましたが、どうやら9時前からスタートしていた模様です。
それでも国際A級スーパークラスの1周目の途中から観戦できたので、あまり問題なかったんですけどね。
観戦してみて
競技を間近で見れたので、観戦していると手に汗握ってしまいました。
また、『ムリだろ……』と思ってしまうような斜面にアタックする選手を見ていると、ついついこっちもアツくなってしまいます。
スピードの限界に挑むロードレースも面白いのですが、また違ったバイク競技の世界を知ることができました。
また機会があれば足を運んでみようかな?
モトクロスも興味あるんですよね。
いずれにせよ今年のモータースポーツのシーズンは終わりかけなので、来年のイベントとなってしまいそうですが。
ではでは……。