2011年から昨日まで、僕はカメラで41,303枚の写真を撮ってきました。
こんな正確な枚数が分かったのも、『自分が最も使う焦点距離はどこだろう?』という疑問に答えるため、保存している写真のExifデータをすべて調べたからです。
集計条件
期間
2011年3月11日から2020年3月29日まで。
集計対象
集計対象としているのはカメラ(=コンデジ、一眼レフ、ミラーレス)で撮影したもの。
スマートフォンや携帯電話で撮影したものは含んでいません。
焦点距離の換算
カメラによってセンサーサイズが異なりますので、以下の係数を用いて35mmフルサイズ換算した数値を用いています。
センサーサイズ | 係数 |
---|---|
1/2.4型 | 5.58倍 |
マイクロフォーサーズ | 2.0倍 |
APS-C(キヤノン) | 1.6倍 |
APS-C | 1.5倍 |
35mm | 1.0倍 |
最も使う焦点距離
上に出したグラフは焦点距離ごとに集計した撮影枚数を表しています。
もっとも使った焦点距離は24mmで3,940枚でした。次点は240mmで3,223枚。ほとんど同じく3,134枚で300mmが3位となりました。
ワイド端とテレ端
このように撮影した焦点距離をグラフ化したのは初めてでした。興味深く見ていると、あることに気づきました。
そこで撮影枚数で上位4機種をそれぞれ抽出してみると……
あれま。見事にワイド端とテレ端が突出して使用されている実態が浮き彫りになりました。
こんなにズームレンズで“すみっこぐらし”をしてるとは思いませんでした。
複数の焦点距離でグラフが突き出ている2機種について解説しますと……
キヤノンのEOS 5D mark IIは
- EF24-105mm f/4L IS USM
- EF70-300mm f/4-5.6L IS USM
- EF40mm f/2.8 STM
- TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di VC PZD A010
の4本をよく使っていたので、24mm、28mm、40mm、105mm、300mmが多く出ています。
現在、持っているソニーのα7IIIは
- FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS
を多く使っているため、24mmと240mmが多いです。45mmと50mmは単焦点レンズです。
理由を考える
集計してみるとズームレンズで用いる焦点距離がワイド端とテレ端の二極化していることがわかりました。
理由としては、僕が主役となる被写体が明確な写真が好きであることが挙げられます。
なので近づけるときは思いっきり近づいて広角で撮り、遠くから狙うときは望遠端で頑張っているのだと思います。
このズームレンズの使い方が正しいのかはわかりません。もし「もっと背景や構成を考えて、頭を使ってシャッターを切ろうね〜」と言われたとしても、それはごもっともな指摘だと思います。
ただ、9年間もブレずにワイド端とテレ端ばかり使っているので、今後もきっと同じような使い方をするのでしょう。
今は仕事で写真を使うわけでもないですし、コンテストで入賞を狙うわけでもないです。自分が好きなように撮ればいいんです。
さて、次回はExifデータの抽出方法や集計に用いたツールをご紹介できればと思います。
ではでは。