大将がゆく

写真を撮ったり、イラストを描いたり……日本一周の旅をした主夫の日記帳

ミラーレス機から一眼レフに戻した3つの理由|α7III → 7D Mark II に買い替え

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ソニー α7III → キヤノン EOS 7D Mark II に買い替え

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α7IIIとレンズ一式を売ってしまいました
(OLYMPUS OM-D E-M10 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ)

いろいろと考えてソニー α7III を売って、キヤノン EOS 7D Mark II に買い替えました

今は一眼レフからミラーレスに移行する人が多いと思いますが、時代の流れに逆行するような買い替えです。

α7IIIはいいカメラです

最初に書いておきたいのは、 α7III は非常にいいカメラだということです。

張り付くような追尾AF、横顔ですら認識する瞳AF、低照度でもカラーで写ってしまう高感度耐性……撮り手を強力にサポートしてくれる機能の数々は魔法のカメラそのものでした。

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動物対応の瞳AFで猫ちゃんの撮影もバッチリ♪
(SONY α7III + SIGMA 45mm F2.8 DG DN)

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α7III のAFは従来のレフ機とは一線を画す性能です

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ISO25,600で手持ち撮影。現像必須ですが、驚異の高感度耐性です
(SONY α7III + SONY FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS)

これから本格的にレンズ交換式カメラをそろえたい人には、僕は自信を持ってαシリーズとEマウントレンズ群をオススメします。

そして、数年前にミラーレス機を触って『ダメだ』と思った人こそ、あらためてαシリーズを触れて欲しいと思います。A.I.時代の到来を両手で感じられます(笑)。

買い替えた理由

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シグマの45mmはかなり気に入ってました
(OLYMPUS OM-D E-M10 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ)

でも、まったく不満なく使っていれば手放すようなことはありません。

1年半で α7III を売却して買い替えに至った理由は大きく3点あります。

理由1:持ち出さなかった

α7III を買った当初はそれまで使っていたキヤノン EOS 5D mark II やニコン D750 と比べて「小さい!」と喜んでいました。しかし、気づけば家でお留守番をしていることが多くなりました。

というのも、わざわざカバンを用意して α7III を持ち出すよりも、写りに妥協して iPhone を使うようになってしまったのです。

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僕が求めていたのは“ポケットサイズ”でした
(Apple iPhone11)

また、年始に旅行したとき僕はファインダーをのぞき始めると、自分の世界に没頭してしまうことに気づきました。

旅行の目的が撮影ならいいのですが、その横で待っている妻が寂しそうに見えた気がして、僕の中で何かが変わりました。

理由2:過剰装備になった

α7III を購入した1年半前、僕は仕事の一環で会社のキヤノン EOS と私物の D750 で撮影をしていました。

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D750はコストパフォーマンスに優れるカメラでした
(OLYMPUS OM-D E-M10 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ)

ですが、とある撮影で人物写真のピントがズレていて、ヒヤリとしたことがありました。現場で背面モニターで確認したつもりでしたが、会社の PC で見るとベストな構図のカットでフォーカスが抜けてたのです。

このときは小さく使う写真だったので事なきを得ましたが、このほか現場が薄暗い室内での講演会だったり、持ち込める荷物が限られる場所であることが多々ありました。

そういった意味で軽量&コンパクトながら瞳追尾AFや高感度耐性のあるソニーのミラーレスカメラは非常に魅力的でした。

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「失敗しないカメラ」を求めて、α7III を手に取りました
(NIKON D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)

しかし、その仕事も長続きせずに辞めてしまうと再び“写真愛好家”に戻りました。すると、α7III の性能が求められる場面なんてほとんどなかったのです。

理由3:高コストだった

αシリーズのウィークポイントのひとつはシステム全体の価格だと思います。

これは最先端の技術が搭載されていて、もっとも注目を浴びているカメラなので仕方ありませんね。また、人気が衰えないので出回る中古品の数も少ない状況が続いています。

一方で、キヤノンのEFマウント系統なら状態のよい中古品やサードパーティ製品が多く出回っているほか、最新商品でなければ新品でも価格がこなれています。

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もう少し被写体に寄りたいところです
(SONY α7III + SONY FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS)

正直、望遠端が400mmから600mmくらいの超望遠レンズが欲しかったのですが、ソニーEマウントの純正品だと30万円前後します。趣味用の道具としては、ちょっと主夫には手が届きませんでした。

ならば、もう少し安価にそろえられるシステムに移行した方がいいんじゃないか?なんて思うようになりました。

これからは……

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これが最後の一眼レフかも……
(RICOH GR III)

こういった理由から α7III を売却して EOS 7D Mark II を中古で購入しました。

先日、試しに飛行機を撮影してきましたが、かなり気持ちよくバシバシと撮ることができました。

「持ち歩かなかったくせに、むしろ大きくなってるし!」

なんて思われるかもしれませんが、7D2 はガチンコで撮影しにいくときの道具のつもりです。特にモータースポーツは毎年なにかしら国際レースを観戦しに行っているので、そのときに活躍してもらおうと思います。

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2020年は出番があるのでしょうか……?
(Canon EOS 7D + Canon EF70-300mm F4-5.6L IS USM)

なので一緒にタムロンの100-400mmも買いました。これでずっと欲しかった超望遠域が手に入りました。

ちなみに、7D2 はレンズが超望遠ズームしかないので、日常のスナップや旅行先ではリコーの GR III で撮っていくつもりです。

はやく新型コロナ禍が終息して、7D2 でガシガシとマシンを撮りに行きたいです。

ではでは……。