今日は「春のカメラ総入れ替えプロジェクト」で手放したオリンパス OM-D E-M10(初代)の振り返りをしたいと思います。
コンパクトで機能性バツグン
E-M10を手に入れたのは2015年の年末ごろ。
深く考えず衝動的に新古品を購入したので、選んだ理由なんてありませんでした。
でも、コンパクトなサイズからは想像もできない、緻密で美しい描写がすぐに気に入りました。
特にセットだったパンケーキレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」との相性が抜群。
少し重量感はありましたが、ジャケットのポケットに入るサイズだったので、旅行やお出かけの最高のおともでした。
(OLYMPUS OM-D E-M10 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ)
また強力な3軸手振れ補正機能も使いやすさの向上に一役買っていました。
ボディーが小さいため手の収まりが悪く、安定して保持できない感覚がありましたが、実際にブレてダメになったショットは少なかったです。
AF性能は難あり
ただAFがちょっと“おバカさん“だったのがマイナスポイントです。
迷いに迷って諦めることは日常茶飯事でしたし、合焦したとしても『ちがう、そこじゃない』なんてことは多々ありました。
しかし、こうしたポイントは世代が進むごとに改良されていったはずです。
店頭でしか触ったことがありませんが、同じE-M10でもMark IIIのAFはより正確で高速でした。
そしてお別れ……
今春にカメラを総入れ替えした際、E-M10はポジションを富士フイルム X100Vに譲る形で手放しました。
小型軽量、レンズ交換で幅広いシチュエーションに対応可能、手ぶれ補正も強力……
個人的にマイクロフォーサーズ規格はとても気に入ってました。
でも、『また新しいのを買うか?』となると答えに窮してしまいます。
僕のスタイルだとレンズを複数本持ち歩くような“本気の撮影”をするとき、それなりの覚悟を決めていくのでサイズや重量は気にしないんですよね。
むしろホールド性とか重量バランスの好みから一眼レフを使いたいんです。
だから、今からマイクロフォーサーズ機を入手しても、おそらくスナップカメラとしての運用になるはずです。
そうしたら富士フイルムの最新型、X100Vとモロに競合するんですよね。
……たいした理由もなく買ったE-M10。
手放すときには理由を見つけないと自分を納得させることができませんでした。
それくらい気に入っていた1台だったということでしょうか。
……なんか話がとっ散らかってきたので、今日はこのへんで。
ではでは。