モノクロ、やってます
かれこれ10年近く写真を趣味としてきて、実はモノクロ写真はほとんど撮ってきませんでした。
でも、今年に入ってから“モノクロ縛り“で撮影することが増えてきました。
間違いなく、リコー GR IIIがキッカケですね。すぐに壊れちゃいましたけど。
今、使っている富士フイルム X100Vでは、フィルムシミュレーション「ACROS」で撮ることが多いです。
引き算の写真
モノクロ写真は「引き算の記録」だと感じています。
色彩を消して、光の陰影だけを切り取る。
情報量が削ぎ落とされて、やっと見えてくるモノがある。
きっとそれは被写体の本質に近い要素なんだと思います。
情報過多な時代だからこそ、エッセンシャルな作品に惹かれるのかもしれません。
シンプルだから難しい
モノクロ写真は明度だけで表現するので、ごまかしが効かないです。
露出や構図の良し悪しがモロに作品に出てくる気がします。
だから、1枚を撮るのに色々と考えて追い込まないといけません。
同じカットも何枚も撮り直して、少しずつ設定を変えながら……。
このような時間をかけた写真の撮り方をするとき、アナログな操作体系のX100Vだとカメラと対話している気分になります。
もう少し暑さが落ち着いたら、もう少し新型コロナウイルスが落ち着いたら、もっと写真を撮りにお出かけしたいですね。
ではでは。