ファームウェア 2.00がやってきた
昨日、富士フイルム X100Vのファームウェア 2.00が公開されました。
今回のアップデートで最大の目玉はX100VをWEBカメラとして使えるようになること。
いや、これじゃない——。
僕が注目したのは
4.各種機能の拡充
1)静止画撮影におけるデジタルテレコンバーターの使用時にJPEGだけでなくRAWデータとしても記録可能になりました。
です。
あまり目立つ書き方がされてないですけど、個人的に“どストライク”な改良ポイントでした。
さっそく撮ってみた
朝イチでファームウエアの更新を行ったあと、今日は東京に向かうために仙台空港へ。
この日は東北新幹線の代替輸送として東京(羽田)、大阪(伊丹)、神戸までの臨時便が出ていることもあり、そこそこの利用客がいました。
やはり35mmだけでなく50mm、70mmと画角があると選択肢が広がりますね。
ポケットに3本のレンズを突っ込んでいるようなもんです。
デジタルテレコンを使うと画質面である程度の妥協が必要なのは言うまでもありません。
しかし、SNSやブログなどでシェアする分にはまったく問題にはなりません。
どうせリサイズや圧縮をしちゃうし。
RAWまではクロップされない
どうやらデジタルテレコンはJPEG現像時の処理になっているようです。
その証拠に保存されたRAW画像は35mmの画角のままでした。
リコー GR3はRAW画像もクロップされるスパルタンなスタイルだったので、“保険”という意味では安心感があります。
ちなみにX100Vで本体内現像を行なった場合、デジタルテレコンの設定は引き継がれますので、同じ絵に対して現像処理を行うことができます。
画像サイズは一緒
デジタルテレコンの処理がRAW現像時に行われることから、画像サイズは6240 × 4160 ピクセルと変化しませんでした。
むしろEXIF情報も同じような内容のため、正直、JPEG画像だけではクロップの有無が見分けられないです。
どうしてもクロップしているのか確認したい場合はRAW画像と見比べるほかないでしょう。
これで最強ですね!!
このブログでも何度か「X100Vで50mm相当の画角で撮りたい」と書いてきましたが、これまではデジタルテレコンを使うとRAW画像で保存できなかったんですよ。
だから撮影後に本体内現像でフィルムシミュレーションを変えたり、露出をいじったり……ができませんでした。
その点、以前使っていたリコー GR3はデジタルテレコン使用時もRAWで保存できたので、買い換えた後も少し不満が残ってたんですよね。
でも、今回のアップデートを受けてX100Vは唯一の不満点が解消されたので、
- 気軽に持ち歩ける大きさ
- フィルムシミュレーションの表現力が素晴しい
- 光学ファインダーが使える
- 電子ビューファインダーも使える
- チルト液晶でタッチシャッターも切れる
- デジタルテレコンを使ってもRAWで保存できる(← NEW!)
と、もはや“最強のスナップカメラ”へと変貌を遂げたと言い切っていいでしょう!(※個人の感想です)
さぁ、これからX100Vをドンドンと持ち出して、今まで以上にガツガツと撮影してやろうと思います。
ではでは。