先月に車検を迎えた愛車、スバル インプレッサSPORTにApple CarPlayを付けました。
接続端子を取り付け
正確には「Apple CarPlay接続用の端子を付けてもらった」ですね。
スバル純正のパナソニックナビはApple CarPlayとAndroid Autoに対応するものの、それらを利用するためには本体だけでなく接続端子をオプションで取り付ける必要があります。で、その接続端子を車検のタイミングで付けてもらった、というわけ。
ネットで調べるとDIYでも取り付けは不可能ではなさそうでしたが、内装部品を傷つけたり壊したりすると悲しくなるのでディーラーに丸投げしました。
その費用は本体価格と作業工賃をあわせて12,000円ほど。意外とかかりましたね。まぁ、自分への誕生日プレゼントということにしましょう。
使い方
そんなわけで、我が愛車にApple CarPlayがやってきました。
使い方は簡単。ナビ下のUSB A差込口に充電ケーブルを指すだけ。あとは自動的に車載ナビからApple CarPlayに切り替わります。
別に書くほどのこともありませんね(笑)。
もし自動で切り替わらなかったら、車載ナビの「メニュー」画面に入ると下部に表示されている「Apple CarPlay」ボタンをタッチします。
いいところ
Siriが優秀
Apple CarPlayではほとんどの操作はSiri経由で行えます。つまり、Siriで可能なiPhoneの操作は一通り可能だということです。
そんな優秀なSiriを起動するのはハンドル左側の「Source」ボタンを長押しするだけ。運転中に余計な動作をせずに呼び出せます。
もっとも頻繁にメッセージをやり取りする妻とは iMessage を使っているので、この点、Siriとの相性はバツグン。新着メッセージを読み上げてくれたり、音声入力で返信することも可能です。
メッセージの他にも、
「Apple Beats 1を再生して」
「◯◯まで案内して」
「LINEに新着メッセージはある?」
など自然な会話調の話しかけでSiriを操作できるので、まるでインプレッサに人工知能のアシスタントを搭載したかのような感覚さえ覚えます。
音質が向上
これは有線接続によるものだと思いますが、Bluetoothオーディオのときと比べると音質が向上しているように感じられます。
とはいえ、おそらくアプリ側の対応が必要と考えられます。僕の場合、Amazon Musicを再生するとボリュームが小さすぎて走行中はほとんど聞こえませんでした。
操作感はGood
さすがAppleとでも言いましょうか、操作感や使い心地は良好です。
ハッキリいって、この点に関しては車載カーナビを上回っているようにさえ感じます。同じスクリーンを使っているのに、どうしたパナソニック……。
機能は限られていますがメニューなどもシンプルで使いやすく、むしろ車載カーナビの一貫性のなさやメニュー階層の深さなどが改めて浮き彫りになります。
よくないところ
有線接続のみ
Apple公式HPには無線で接続するように書いていますが、スバル純正ナビは有線接続のみ対応です。
わざわざケーブルを用意したりしますし、いちいちポケットやカバンからiPhoneを取り出して繋げるのは手間に感じられます。
とはいえ、意図せずCarPlayと接続されてしまう、もしくは予期せず切断されるなどのリスクが少ないのも確か。
ナビが頭悪い
Apple CarPlayでは何をするにしてもiPhone本体内のアプリを使うことになります。
あらかじめインストールさえしておけば、ナビゲーションはAppleの「マップ」以外にもGoogleマップ、Yahoo!カーナビなども選択できます。
とはいえ、いずれもナビの内容が車載カーナビには劣ります。自信満々に狭い裏路地を通そうとしたり、建物の裏手に案内したり……と“やらかし”が多い印象です。
ここがカーナビの肝要な機能ですので期待外れでした。予想通りといえばそうですけど。
使い所はあるか?
車載ナビは車検のタイミングでバージョンアップをして最新の状態ですし、そもそも納車から3年間ずっと使ってきて困ったことはありません。
「じゃあ、12,000円もかけて取り付けたのに、いつどこApple CarPlayを使うんだよ!!」
……ぶっちゃけ自分でもそう思いますわ。
ただ欲しかったんですよ。付けてみたかったし、使ってみたかった。
強いていうならば、今後は車載ナビのバージョンアップを受けられないので、数年後に新しい道路や施設ができたらApple CarPlayが活躍するんじゃないでしょうか?
つまるところ、今回の12,000円は先行投資というわけです。
果たしてApple CarPlayが本領を発揮する日が来るのか、それとも先に僕がインプレッサに飽きて乗り換えてしまうのか……。
この結末は乞うご期待!ということにして、今日はこのへんで。
それじゃあ、また。