大将がゆく

写真を撮ったり、イラストを描いたり……日本一周の旅をした主夫の日記帳

Apple M1チップ搭載のMac miniを持ち歩き用に購入したお話

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7月の終わりごろになりますが、出先で使いたくてApple M1チップ搭載のMac miniを購入しました。

何を買ったの?

Appleシリコン M1搭載のMac miniと周辺機器いろいろ。

本体スペック

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我が家では「お弁当箱」と呼んでいます

購入したスペックは次のとおり。

  • モデル: Apple Mac mini
  • CPU: Appleシリコン M1チップ(8コアCPU、8コアGPU)
  • RAM: 16GB
  • ストレージ:512GB

実はこの前にRAM 8GBのモデルを購入したのですが、Adobe PhotoshopとIllustratorを同時に起動するとRAMを7GB以上も占有してしまいました。

なので一度返品し、RAMを16GBに増強して再購入しました。さすがに16GBだと余裕があります。

本体ストレージは256GBだと少し心許ないですが、写真や動画データは外付けRAIDストレージに保存するので512GBもあれば十分でしょう。

周辺機器、諸費用など

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純正品をついつい買いがち……。敬虔なリンゴ教の信徒をやってます

またMac miniは単体で使えないので、以下の周辺機器を買いました。

  • LG 27UL850-W(4Kモニター)
  • Anker soundcore Motion B(スピーカー)
  • Apple Magic Keyboard
  • Apple Magic Trackpad

モニターは高精細で大満足です。スピーカーは……なんか納得してませんが、実用上の問題はありません。

入力機器は純正品。キーボードの配列や接続安定性などを考えると、Appleにお布施を払うのが結局は気楽です。

取得費用はトータルで17万円ほど。同じ構成で薄板デザインの24インチiMacを買うより安いはず(未検証)。

また、同時にApple Trade-InでドナドナしたiMac(2012年式)の下取り価格が2.5万円だったのは嬉しい誤算でした。

選んだ理由

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デスクトップPCですが決め手は「可搬性」です

M1チップを搭載したMacはいくつか種類がありますが、Mac miniに決めた理由は次の3点でした。

  1. 入出力端子が多い
  2. 持ち歩ける
  3. すぐに手に入る

使用目的

そもそもMac miniの購入目的のひとつに“出先の会場からライブ配信を行うこと”があります。

というのも、個人事業主として開業してから何度かいただいている案件が講習会などのオンライン中継です。

たとえば貸し会議室などに講師だけが集まり、無聴衆で講義する模様をネットへ配信するなどです。

入力端子の多さ

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入力端子はいくらあっても足らないです

さて、こういったライブ配信中に一眼カメラに加えて音響機器、その他もろもろを一手に引き受けるメインPCを探しました。

このときに入力端子としてUSB Type Cが2〜4個しかないMacBook系は非常に使い勝手が悪い。

USB A、3.5mmミニジャック、Ethernet端子が搭載されているMac端末でAppleシリコン搭載となると、iMac、Mac miniの2択になってしまうのです。

持ち歩けること

MacBookシリーズを選択肢から外すと、問題となるのは可搬性=持ち歩きのしやすさです。

そういった意味、新型iMacは分解できないのがネックとなりました。意外と24インチはでかいです。

ですがMac miniはモニターが別体なので、バラバラに緩衝材に入れて収納が可能。ディスクもSSDなので衝撃や振動に比較的強いのが魅力です*1

さっそく先月中に自宅からフルセットを持ち出して、出先からZoom配信を行いました。

このときは周辺機器を含めて大きな手提げ袋1つにまとめて運搬することができました(写真に残しておけばよかった*2)。

しかし出張用に27インチのモニターはデカすぎたので、自宅で眠っていた19インチのテレビを使うことにしています。

すぐに手に入る

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必要性に迫られての購買は即断、即決、即実行!……で大丈夫かな?

毎日のようにMac miniもMacBookも次期モデルの噂が出ている現在、M1チップ搭載のMacを買うのは微妙なタイミングのように感じられます。

しかし、ここ最近はお仕事でライブ配信や動画編集、写真の現像などのヘビーな作業が増えてきました。

するとIntel Core i5搭載の13インチMacBook Proでは力不足を感じると同時に、画面が小さくて作業効率が上がりませんでした。

そして、こうした業務は日々発生するので一刻も早く快適なマシンが欲しかったのです。

また半導体の供給不足で商品のデリバリーが遅れがちな昨今の状況を考えても、新型の発表を待たなくてもよいだろうとの判断になりました。

使ってみた感想

速いは正義だ

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Dockのアイコンはワンバンで起動します。この起動画面を眺める時間が劇的に短縮されました

爆速=快適=最高。

パソコンにおいて動作速度は正義なんだと再認識させられました。

3年ほど使ってきたIntel Core i5搭載のMacBook Proでも動作は満足していましたが、Appleシリコンは1段階も2段階も早く感じます。

Adobe Photoshopが1.5秒くらいで起動するのに慣れると、ちょっと古いモデルには戻れないですね。

対応ソフトの拡充希望

ただ、まだAppleシリコンに対応できてないソフトがあるのも事実。

今のところIntel版のソフトでもロゼッタ2で問題なく動作していますが、しっかりバージョンを確認してからインストールするように注意が必要です。

現時点でインストールしているソフトでIntel版を使っているものは以下のとおり。

  • Canon EOS Webcam Utility
  • Fujifilm X Webcam 2
  • OBS Studio(ライブ配信用ソフト)
  • Zoom(意図的にIntel版を選択中)
  • Adobe Bridge 2021
  • Clipy(スニペットツール)
  • Th Marker X(画像処理)
  • Local.app(仮想サーバー)

個人が開発してるソフトは仕方ないかな?と半ば諦め気味です。しかし最初にあげた4つのソフトはライブ配信で使います。

特にWebカメラのユーティリティーとOBS StudioがIntel版であるがためにZoomもIntel版を使用せざるを得ない状況が続いています。


こうやってブログ記事にまとめると、「デスクトップPCを持ち歩こう」というアイディアの強引さに自分でじわじわきてます。

ともかく投資額を回収するため、2021年の残り3ヶ月間もお仕事を引き続き頑張ろうと思います。

それじゃあ、また。

*1:Apple Care+は迷いなく加入してる

*2:なおカメラや三脚が別途ある