大将がゆく

写真を撮ったり、イラストを描いたり……日本一周の旅をした主夫の日記帳

2022年3月16日の地震

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「……え?地震?」

昨夜、消灯してウトウトし始めた頃、不快な振動で目が覚めました。

その振動は次第に強くなっていき、携帯電話から緊急地震速報が流れます。

慌てて隣の布団で寝ている妻に声をかけると、すでに彼女も目を覚ましていました。

とはいえ二人ともとっさの行動は難しく、布団の中で踏ん張り、枕元のメガネを手に取ることが精一杯でした。

しばらくして「マンション全体がマナーモードで着信してるんじゃないか?」なんて思える振動が収まり、部屋を明るくしてNHKをつけました。

ぶぶぶぶ……という細かな揺れで終わったのが薄気味悪く、念のために食器棚の戸を閉め、玄関を少し開け、風呂桶に水を張り始めます。

その瞬間、窓の外から地響きが聞こえ、大きく足元が揺さぶられました。すぐに立っているのが難しくなり、慌てて腰を落として壁に手をつきました。

一瞬、部屋が真っ暗になったと思いきや、再び緊急地震速報のアラートが鳴り響き、テレビからは何かを必死に呼びかけるアナウンサーの声が聞こえました。

屋外からは鉄骨が当たるようなゴロンゴロンという鈍い金属音や、ガシャン!という何かが砕ける音、誰かの叫び声までが響きわたり、急に世界が崩れ落ちていくような感覚さえありました。

「最初の揺れはクソデカ初期微動だったのか!」と気づいたのは、揺れが収まってからしばらくしてからでした。

昨夜の地震で仙台市内は震度6弱〜6強の揺れを観測。昨年の2月と3月にも大きな地震がありましたが、体感的に今回のほうが揺れました。てか今までの人生で最大かも。

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今朝、あらためて自宅内を点検しましたが、幸いにもあまり大きな被害は出ていませんでした。強いて挙げるならば、壁掛け時計が落ちていたくらいです。

とはいえ、やばかったな。完全に油断していました。たった12ヶ月前にも同じような経験をしていたのに。

今さらですが今日になって期限切れになっていた非常食の入れ替えを行いました。また持ち出し備品の総チェックを明日にかけて行っています。

今後も余震に気をつけるのはもちろんですが、東北以外の地域にお住まいの方もご注意を。天災は予告なしに襲いかかってきます。

それじゃあ、また。

カメラ:Apple iPhone13