大将がゆく

写真を撮ったり、イラストを描いたり……日本一周の旅をした主夫の日記帳

百花繚乱の花見山公園へ|福島県福島市

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4月13日、花見の名所として知られる福島市の花見山公園へ足を伸ばしました。

急に暖かくなった今春。訪れた日の福島市は最高気温が28.5度と春どころじゃなく、もはや夏。花木たちもビックリしたのか、さまざまな樹木が一気に満開となったようです。

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あぶくま親水公園の臨時駐車場からはシャトルバスが約10分間隔で運行されていました

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臨時バス停の付近は園芸農家が多く集まる地域。一帯は花の豊かな香りに包まれています

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桜のほかにも菜の花などが一斉に咲いていて、ベンチに腰掛けるだけでも幸せな時間を過ごせました

臨時駐車場から出るバスを降りた瞬間、豊かな花の香りに包まれました。

花見山公園は一般に無料開放されていますが、実は園芸農家の私有地です。その周囲にも花木を栽培する農家が軒を連ねており、色とりどりの花が咲き乱れる光景はまさに百花繚乱。なんともベストなタイミングで訪問することができました。

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花見山公園の入り口。平日にもかかわらず、多くの観光客でにぎわっていました

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入り口すぐの大きな枝垂れ桜

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散策路はまるで花のトンネルのようです

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きれいに整備された散策路ですが、軽めの山登りですので“いい運動”になりました

花見山公園の園内には3つのコースが設けられており、今回はもっとも長い60分コースを歩きました。

道中どこを見渡しても花々が咲いており、ついついカメラを構えてしまいます。結局、2時間近くものんびりと散策していました。

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あざやかに彩られた花見山公園の麓

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花見山の中腹から福島市街地を望む。奥に見えるのは駒ヶ岳など

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ついつい頭上ばかり気にしてしまいますが、ふと視線を下ろすと足元でも春が咲いていました

散策路でファインダーをのぞき込んでいると、通りがかった若者に「上手な撮り方を教えてください」と尋ねられました。突然だったので驚きましたが、とりあえずiPhoneでも簡単にできる三分割構図を教えました。

彼は何枚か桜の花を撮ると「おお!すげー!ありがとうございます」と満足げに去っていきましたが、コミュ力が壊滅的な僕にはできない交流の仕方です。誰にでも笑顔で話しかけられる人ってリスペクトしてます。

……正直に告白すると途中で「海外の観光地であるスリのやり口か?」と疑いました。でも、あとで確認しても何も盗られていませんでした。僕の心が汚れていました。ごめんなさい。

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山頂付近から吾妻山を撮る。左側の吾妻小富士の山腹には地元で「雪うさぎ」と親しまれる残雪が見えます

そして山頂付近ではボランティアの方に吾妻小富士の「雪うさぎ」の見つけ方やおすすめ観光スポットを聞いてきました。

するといつの間にか知らないおじいちゃんも混ざって3人で福島の観光スポットについて立ち話。

ひさしぶりに見ず知らずの人と会話して、コロナ禍で忘れかけていた“他人との話し方”を思い出せた気がします(笑)。

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うららかな春がゆったりと流れていました

今回は薄曇りで完璧な天候ではありませんでしたが、開花のタイミングとしては最高のときに訪れることができました。

次は磐梯吾妻スカイラインからの浄土平湿原トレッキングで初夏の高山植物を愛でたいですね。山頂でボランティアさんに教えてもらったんですよ。

それじゃあ、また。

カメラ:Canon EOS R6
レンズ:Canon EF24-105mm F4L IS USM