マンションの駐輪場の片隅で朽ち果てかけていたママチャリを処分しました。
購入したのは9年前。大学を卒業して愛知県で働きはじめたときでした。
入社と同時に入った独身寮が非常に不便な立地で、最寄りのバス停にはコミュニティーバスが1日4往復が停車するだけ。
近所のドラッグストアも片道20分ほど歩かないと辿り着けない環境だったので「とりあえず自転車だけでも」と思って買いました。
買ったときはクソ暑い日に徒歩と電車を駆使して隣町のアピタまで行き、そこから1時間以上かけて必死に漕いで寮を目指したのを覚えています。
結局、1年目が終わるころにはクルマを手にしてしまうのですが、なんやかんだ9年間も所有し続け、2回の引っ越しでも持ってきたママチャリ。
だけど仙台で暮らし始めてからは4〜5回しか乗らなかったかも。絶対に10回はないな。とはいえ、愛知や岡山での生活ではそれなりに使っていた“愛車”でした。
こうして長く使っていたものをゴミとして処分するのは後ろ髪を引かれる思いですが、無限にモノを持ち続けられないし、責任を持って引導を渡してやるのが持ち主の務め。
ママチャリよ、お疲れさまでした。
それじゃあ、また。