7月10日(日)にスーパー耐久シリーズ第3戦を現地観戦してきました。
耐久レースのダブルヘッダー!?
近年では“走る実験室”的な側面が強まって盛り上がりを見せるスーパー耐久シリーズ、略して「S耐」。
昨年までは多種多様なマシンが入り乱れる混走が見どころのひとつでしたが、参加台数が増えた今年は全体を2つのグループに分ける方式に変更されました。
つまり午前と午後で3時間耐久レースのダブルヘッダー……ハードスケジュールすぎやしませんか?(笑)
炎天下で観戦する側も大変ですが、それ以上にSUGOのスタッフやレース運営のほうを心配してしまいます。
Gr-2決勝レース
最初のレーススタートは朝8時45分……まぁ、起きられませんわ。スタートの瞬間には間に合いませんでしたよ。
だいたい1時間が経過した頃合いにサーキットに到着。カメラを構え始めました。
一般的なレースならスタートから1時間もすれば終盤に差し掛かる頃ですが、この日は3時間耐久レースですから時間はたっぷりあります。
なので、フェンス脇で頑張りすぎるのは禁物。ある程度、満足したら日陰で休むくらいの余裕を持って観戦しないと最後まで体力がもちません。
Pit viewing&展示ブース
温存して捻出した体力を振り絞って、お昼前にはピットビューイングに参加しました。
観客と競技者が完全にエリア分けされていて、かつてのような触れ合いの機会は減ってしまったかもしれません。
新しい生活様式に基づいた「新しい観戦スタイル」ですが、これはこれで落ち着いてピットを見学できる楽しい時間です。
Gr-1決勝レース
さて、午後は速いクルマが集められたグループ1の決勝レース。あきらかにGr-2車両とはスピードが違います。
ST-XクラスでSUGO戦を20年と21年と連覇をしていた16号車ポルシェセンター岡崎 911 GT3Rを抑えたのは、88号車Grid Motorsport AMG GT3。2022年から新規参入したチームですが、見事第3戦目で初優勝を飾りました。
未来のクルマの開発室?
今回、マツダがワークスに近い体制でサーキットを走っていて、とても新鮮でした。
787Bでのル・マン制覇のあと1992年に活動を休止して以来、実に30年ぶりにモータースポーツに帰ってきたマツダ。後から知りましたが、SUGOの決勝には社長や専務が激励に訪れていたようです。
耐久レースだからこその厳しい環境において人もクルマも鍛える。スバルやトヨタ、マツダ、日産が並んで内燃機関の将来性や可能性を広げる活動がサーキットで行われているのが、どこかジーンと心に響きました。
それじゃあ、また。