きらめく水面を滑るように帆走するヨット。流麗な船体のデザインが目を引きます。
今回のイラストは「ドラゴン」という3人乗りのヨットです。
このボートがデザインされたのは1929年。スウェーデン王立のヨットクラブがノルウェー人のデザイナーに発注したのが始まりとされています。
1948年から1972年まではオリンピックの正式種目のひとつとして採用されいて、1964年の東京五輪では神奈川県の江ノ島沖で世界各国の選手がその腕を競いました。
やはり最大の特徴は古き良きデザイン。船首から船尾まで流れるような曲線を描くドラゴン級は現代のヨットとは一味違った優雅な雰囲気をまとっているように感じます。
「いつかこんな船に乗りたいなぁ」と思う反面、もう今の体力ではセーリング競技なんて半日もできないだろうと諦めつつある今日この頃。
船遊びをする妄想をしつつ絵をかいていたら、長袖シャツが欲しいくらい涼しくなってきました。
どうやら海に行くこともなく僕の33回目の夏は終わってしまったようです。
それじゃあ、また。