大将がゆく

写真を撮ったり、イラストを描いたり……日本一周の旅をした主夫の日記帳

FIM ASIAロードレース選手権 Rd.3

気づけば1カ月以上の時間が経過していましたが、8月13日(土)にスポーツランドSUGOで開催された「FIM アジアロードレース選手権 Rd.3」を観戦してきました。

TVS ASIA One Make Championship Race 1

TVSモーターはインド第3位のバイクメーカー。もちろん日本には未上陸です

使用マシンはTVS アパッチRR310。ベースの市販車両はBMW Motorradとの共同開発により、BMW G 310 Rと共通の312cc単気筒エンジンを搭載しています

このワンメイクレースは今シーズンから開催。16名のライダーがその腕を競っています / No.12 Hayato Kobayashi, No.9 James Frederick Jacobs

TVSのバイクは国内では超レアなので、しっかりと脳裏に焼き付けておきました / No.17 Fugo Tanaka, No.16 Decky Tiarno Aldy

Underbone 150cc Race 1

“アジアンバイク”がベースとなるこのクラスでは一瞬のミスで数台に抜かされてしまう展開が最終盤まで続いていました

左側がRACE 1で優勝したWahyu Aji Trilaksana選手。なかなかサーキットでは見られないスタイルのマシンが新鮮です / No.24 Md Hafiza Rofa (ONEXOX TKKR Racing Team), No.60 Wahyu Aji Trilaksana (ONEXOX TKKR Racing Team)

ASIA PRODUCTION 250cc

優勝した”ニトロ田中”ことTakahide Tanaka選手(TEAM TEC2&YSS NTR.JP)は50歳。年齢制限のため最初で最後のARRC参戦だったようですが、見事にチャンスをものにしました

レース開始直前に急に雨が降り出し、大荒れの展開となりました。国際レースでもSUGOの魔物は容赦ないようです / No.65 Cao Viet Nam(HONDA Racing Vietnam)

降雨とはいえ雲の切れ間も見えそうなビミョ~な空模様。そのためスリックタイヤで賭けに出た選手もいたようですが、結果的にはレインタイヤが正解だったようです

SUPERSPORTS 600cc

急に晴れてきてドライに近い路面状態でSS600がはじまりました。かつてはARRC最高峰クラスでしたが、今では若手の登竜門として位置づけられているクラスです

全日本ロードレース選手権ST600にフル参戦するノリックの長男、阿部真生騎選手(Webike Team Norick Yamaha)がワイルドカード参戦

ワイルドカードで出場した荒川晃大選手(MOTO BUM HONDA)が一時順位を落とすもののポール・トゥ・ウィンを飾りました / No.27 Andi Farid Izdihar (ASTRA HONDA Racing Team), No.54 Kota Arakawa (MOTO BUM HONDA), No.41 Nakarin Atiratphuvapat (HONDA Racing Thailand)

ASIA SUPER BIKE 1000cc

ARRC最高クラスのASB1000。最終コーナー手前の村山運送シケインでカメラを構えましたが、目の前で大きなクラッシュがあり選手が搬送される事態に。気持ちが萎えて撮影枚数は少なめです

ARRCにレギュラー参戦する埜口遥希選手(SDG Motor Sports HARC-PRO Ph.)がRace 1を制し、総合ポイントでもリーダーとなりました

ちなみに搬送された選手はしばらく続報がなく心配していましたが、この連休中に岡山で開催された全日本ロードレース選手権に出走していたようなので一安心です。

15年ぶりの国際レース in SUGO

当日は宮城県内のアジア料理店が出店を出したりムエタイの体験ができたりなど、ちょっとしたアジアフェスの様相でした

スポーツランドSUGOで国際規格のレースが開催されるのは15年ぶりとのこと。

どおりで(?)本大会は共催に村田町が名を連ねているほか、スポーツ庁補助事業として官民連携で地域振興……と、開催側の気合が入っていたわけです。

ローカル局のインタビューでは今後も国際レースを誘致していくとしていて、なんとも今後が楽しみです。

それじゃあ、また。