今月の初めごろ、解体工事が終わった仙台勝山館の跡地で地鎮祭が行われていました。
コロナ禍の影響で長期休館を経てから閉館が決まり、さらに地震の被害で解体……と次第に消えてゆく建物を見ると、2020年以降に起きた世の中のゴタゴタの象徴のように思えてきたものです。
もう地鎮祭が行われたということは、すぐにでも次の建物が着工されるものと思われます。
地鎮祭なんて数時間の出来事ですから、この風景も一瞬のもの。
何もしなければ過ぎ去ってしまう瞬間をポケットに収めることができるのが写真の本質であり、魅力だと思うのです。
それじゃあ、また。
撮 影:2023年3月 in 宮城県仙台市
カメラ:Apple iPhone13