森を見上げると空がひび割れているように見えました。
これは英語では「Crown shyness」、中国語では「树冠羞避」と呼ばれている現象。木々が風で揺れたりしつつ、お互いに最大限の日光を浴びようとしているものと考えられています。
一部のサイトなどでは「フタバガキ科の熱帯林などで観察される現象」と解説されていますが、体感としてはそこら中の森林で見られます。実際、今日の写真も福島県の雄国山で撮影しました。
何よりもこの現象を発見したときに「樹冠が遠慮しあってる」と解釈して命名した詩的かつアニミズムなセンスがいいですね。
それじゃあ、また。
撮 影:2024年5月 in 雄国せせらぎ探勝路(福島県北塩原村)
カメラ:SONY α7C II
レンズ:SONY FE 20-70mm F4 G