磐梯山の崩れていない南側の斜面を見上げる構図です。
調べてみると中腹に見えるロープウェイはコロナ渦中に休業になってしまい、今も運行は再開されていないようでした。
いつかここの山も登りたいなぁ……。そのためにはもう少しサクサクと登れる体力が欲しいところです。
撮 影:2024年5月 in 磐梯山ゴールドライン(福島県磐梯町)
カメラ:SONY α7C II
レンズ:SONY FE 20-70mm F4 G
最近、頭の片隅で悩んでいるのは、「RAW現像しないとダメなのか問題」です。
ここ4〜5年はずっとJPEG撮って出しが中心の運用をしています。
むしろ撮って出しで完結できるようにカメラ本体側のパラメーターを調整しておき、シャッターを切った瞬間に完成するような撮り方を心がけているつもりです。
とはいうものの念のためにRAW形式でも保存はしていて、とても気に入ったカットや何がなんでも救済したい写真だけRAWファイルから現像しています。
でも今月に入ってからスチル撮影の仕事*1が本格的に始まり、これまでに1,000枚にギリギリ届かないくらい撮ったのですが、納品する写真はJPEG撮って出しでいいのか今さら悩んでいるのです。
どうやらそれでも相手は満足しているみたいですし、そもそもJPEGでしか提出を求められてないですし、後工程でデザイナーがいじるみたいなのでカメラマンがあまり色彩調整を頑張ったところで意味がないとさえ思っています。
とはいえ、ちょっとウェブ検索してみるだけでも出てくるのは「RAWで撮影して現像するのが当たり前」、「JPEGなんてそもそも残さない」……などなど。
挙げ句の果てには「RAWから自分の色を出さないのは万年初心者。プロとは呼べない」とまで書かれていて内心「まじかぁ〜」となっています。
じつは一時期、出版社にいて雑誌の編集者兼カメラマンの仕事をしたことがあるのですが、そのときは写真はすべて撮って出しJPEGだったんですよ。
会社の方針がスピード&効率重視だった事情もあるのですが、僕のJPEG撮って出し運用はそのときに教えてもらった手法でもあります。
というか、せっかくRAW現像をするにしても一括処理をするのであれば、それはカメラメーカーのお仕着せなのか現像ソフトメーカーのお仕着せなのかの違いでしかないと思うんです。
だからといって数百枚の写真に対してレタッチと現像処理を1枚1枚施すのは時間的にも体力的にもリソースが足りません。
……結局、自分の手が届く範囲の仕事をする限り、一写入魂の気概で現場で使えるJPEGファイルを作っていくしかないのかな?
それじゃあ、また。
*1:どちらかといえば仕事というよりも、プロボノに近い有償ボランティア的な活動ではある