6MTのトヨタ ヤリスが納車されてから約2年。だいたい1.9万キロを走りました。
2年前にマニュアル車に乗りたいと思い立ちました。
しかしGR86みたいなスポーツカーではなく、あくまでも普段の足として気軽に使えるコンパクトカーがよくて選んだのがヤリスでした。
意を決して「マニュアルのヤリスを検討してて……」と行ったディーラーの営業マンはGRヤリスのカタログを見せてくれました。
でも僕が欲しいのはそんな戦闘マシンじゃあなかったんです。主夫が乗る“お買い物カー”だったんです。
「今まで何台もヤリスを売りましたけど、6MT仕様は初めてです」と言われましたので、少数精鋭?変態的チョイス?だったんだと思います。
でも今になって振り返っても、6MTの素ヤリスという選択は大正解でした。
エンジンの排気量は1.5Lで必要十分な出力なのに、車重が1tを切ってますので気持ちよく前に進んでいきます。
でも、あまり頑張らせると3気筒エンジンが軽自動車のような音を立てて忙しなくなるので、パワーに余裕を感じていられる法定速度の範囲でダラダラと走るのが一番気持ちいいと思ってます。
みんカラを開いてみるとパーツ交換をしてる人もおおいのですが、カスタムらしいカスタムはまったくしていません。現状で満足しちゃってます。
ただし納車時から1カ所だけ変えたのがタイヤ。
元々は14インチのハンコック KINERGY ECO2を履いていました。しかしロードノイズで助手席と会話しにくかったので昨年の春にブリヂストン REGNOに変えました。
いいお値段でしたけど、めちゃくちゃ静かになって快適です。
このタイヤ交換は予想外の出費ではなく、注文時から考えていたことです。
15インチタイヤをメーカーオプションで選んでおけばヨコハマタイヤのちょっといいやつになって静かになるとは知っていましたが、最小回転半径を4.8mのまま静かなタイヤに変える作戦でした*1。
なので取り回しをそのままに快適な車内空間が手に入ったので気に入っています。とくに妻からの評判がいいですね。
ピュアなICE車の肩身が狭くなりつつある2024年。EUなどの地域では将来的な販売禁止までも議論されています*2。
今のうちでないとクラッチを踏んで、回転数を合わせて……という体験ができなくなるとさえ思っています。
こんな時代にマニュアル車を普段使いして妻を職場まで送迎したり、スーパーまで買い物に行ったり、ときどき遠出したりとガチャガチャ楽しく運転できるって本当に幸せなことです。
でもね、いいことばかりではありません。
というのも左膝が痛くなってきたんですよ。
これまで膝にトラブルは抱えたことがなく、ここ1〜2年で自覚するようになりました。
右側はあまり感じることはなく、しかも運転中にクラッチを踏むと痛くなる……もうこれはヤリスに軟骨を削られたと確信しています。そんなに重たいクラッチじゃないのに。
最近はシートポジションや姿勢、力の入れ方を研究してなんとか凌いでいますが、いつまで健康に運転することができることやら。
もうちょっとだけ、もうちょっとだけ運転させてくれ。もってくれ、僕の膝ぁ〜!
それじゃあ、また。
撮 影:2022年〜2024年
カメラ:FUJIFILM X100V, SONY α7C II, SONY α7R IV, Apple iPhone 13