これが亜炭というものだそうです。褐炭とも呼ばれるんですって。
あまり詳しくはないんですが、石炭の下位モデル的なやつらしくて、燃焼の効率とかは劣るものらしいです。
これが仙台をはじめ宮城県内では結構な量が採掘できたらしく、道の駅「三本木」には当時の採掘の様子を知れる展示施設があります。
時代が移ろいゆく中で石油とか都市ガスに切り替わって、1960年代には仙台周辺での採掘が終わることになります。
しかし、坑道跡から汚染された地下水が噴き出すとのことで、汲み上げて中和する作業が現在においても延々と行われているとのこと。
このほかトンネルの支柱が経年劣化して地面陥没を起こすなど、まだ採掘の事業が終わってから半世紀以上が経っても事後処理が続いているというのが驚きでした。
現代ならばフクイチの除染作業とか原子炉解体なんでしょうか。
人類が快適に生活でき、かつ爪痕を残しすぎないようにってのは、いつの時代もなかなかうまくいかないものなんですね。
それじゃあ、また。