レンズ交換式カメラが避けては通れないのがセンサーに付着するゴミ問題。
自分で清掃するにも限界を感じて、はじめてカメラのキタムラでセンサークリーニングをお願いしてきました。
センサーに汚れが!
(ホコリが見やすいように極端に現像してます)
日頃、レンズ交換時には気をつけていたし、適宜ブロワーで吹いてホコリには気をつけているつもりでした。
しかし、先日、お花見でSONY α7C IIを持ち出した際に自力では吹き飛ばせないホコリがついてしまいました。しかもF10ほどの絞り値でもガッツリと見えてしまうので困った事態に……。
こうなったらプロにお任せしましょう!
準備すること
カメラのキタムラではカメラのメンテナンスサービスを行っています。
今回、やってもらったのはセンサークリーニング。フルサイズまでのセンサーサイズなら3,300円です*1。
利用の際に事前予約は不要で店舗に直接持ち込むだけなので気軽に利用できるのがいいですね。
でも以下の事前に準備をしておくとスムーズに受けられると思いました。
- 実施店舗か確認する
- バッテリーを50%以上に充電しておく
- アクセサリーやSDカードを外しておく
- 暇つぶしを探しておく
1. 実施店舗か確認する
カメラのキタムラは全国各地に店舗がありますが、メンテナンスサービスを行っている店舗は限られています。
言うまでもなく公式HPでちゃんと調べてから持ち込む必要があります。
2. バッテリーを充電しておく
またバッテリーは50%以上の充電が残っていないと引き受けてくれません。
作業中に電源が切れてしまうと故障につながるからだそうです。
3. アクセサリー等を外しておく
受付時にアクセサリーのほか本体の傷なども入念にチェックされます。
でもジャラジャラと余計なものがついたカメラは作業しにくいと思いますので身軽な状態でお願いしたいものです。
またSDカードも預かり前に抜いて返却されますので、あらかじめケース等を用意しておくとベター。
4. 暇つぶしを探しておく
センサークリーニングは1台あたり1時間ほど時間がかかります。今回、僕は一度に2台のカメラを預けたので所要時間は2時間でした。
そして暇つぶしを探しておかないと店内をうろついて、目に入ったいい感じの中古カメラを手に取りたくなる誘惑と戦う羽目になります(笑)。
実際にやってもらおう
店舗のカウンターでセンサークリーニングを依頼したい旨を伝えて受付をしてもらいます。預かり前にかなり入念に本体の傷や付属品の有無を確認しているのが印象的でした。
諸々の注意事項の説明を受けたあと、カメラ本体を引き渡したらあとは待つだけ。今回は2台を預けたので2時間後に再来店しました。
返却時には Before と After の状態を印刷して見せてもらいます。あまりにもひどかったので「この紙、ください」とお願いして持ち帰りました。
で、どの程度、バッチかったと言いますと……
なおクリーニング作業のためにドライブモード(マニュアル → 絞り優先)と保存ファイルの形式を変更した(RAW&JPEG → JPEGのみ)との説明を受けました。どうやら状態確認のためにJPEGで撮影するみたいです。
いずれも返却時には元に戻してくれていましたが、実際に使う前に自分でも設定項目を再確認しておいた方がいいでしょう。
ちなみに今回預けたのはα7C IIとα7R IVの2台。
このうちα7C IIにホコリが盛大に付着していました。汚れに気づいたのは先月ですけど実際にはもっと前からホコリはあったんだと思います。
しかし同じように使っているはずのα7R IVはゼロではないものの、2〜3個ほどしか確認できず……この違いは何だったのでしょうか?
半年に1回、ちゃんとやろう
受け取り時に教えてもらったのは、長期間にわたってセンサー上にホコリが付着していると固着して除去できなくなるケースがあるということ。
この場合は無理に剥がすとセンサー本体を傷つけるので、メーカーでの修理(≒センサー交換)が必要になる場合があります。
なので、半年に1回の頻度でセンサークリーニングを受けるのがオススメ。この程度の頻度なら固着する前にほとんどのホコリを取り除けるそうです。
AmazonなどではセンサークリーニングをDIYでできるキット商品が売っていますし、コストだけを考えたらそっちの方が断然お得です。
でもカメラのセンサーは繊細な部品で少しでも傷が入れば終わりですし、自宅内でホコリがない作業環境を用意するのは難しいのが実情。
そもそも僕は手先の器用さにそこまでの自信がありません(笑)。
なので予約不要でいつでも持ち込めて、1台あたり3,300円で手慣れた人にやってもらえるならかなりアリだと思いました。また年末あたりにやってもらうつもりです。
それじゃあ、また。
*1:中判以上は専門業者での対応になるらしい