英数字と6種類の記号だけしか打てない。でも、それが飛行機のコーションマークみたいでカッコいいです。
少し前から気になっていたダイモのラベルライター、ラベルキューティコンを手に入れました。
9mmのテープに対応しているモデルで、打てるのはアルファベット大文字と数字、そして6つの記号のみです。ちなみに数字の「0」とアルファベットの「O」は共用です。
本体価格は税抜きで2,500円ほど。そこまで高くない商品ですが高級感とか堅牢感とは程遠いアメリカ企業らしい大雑把な造りが……まぁ、これも味わいですよね(笑)。
使い方は簡単。裏蓋を開けてテープを挿入し、ダイヤルを回して文字を選び、本体下部のグリップを握り込むだけ。
でも簡単であるが故にコツがいくつかあるみたいで、ラベルを作るたびに自己流で発見しています。
- テープをセットする際、蓋を閉める前にテープのたるみを取ると文字がそろいやすい
- ダイヤルは左右に回すと文字が上下にズレる。なので遠回りになっても回す方向は一方向に統一した方がいい
- 本体下部のグリップは2段階。カチッと音が鳴るのはテープ送り。そこからさらに力強く押し込むと打刻される(音は鳴らない)
- 打刻時には指先でテープが変形する「グニャ」という感覚を覚えておくと、同じくらいの色合いで文字を打てる
- テープカット後にはカチッと軽く1回握ってテープ送りをする。これによって次のラベルの行頭スペースと行末スペースが同じ間隔になって綺麗に仕上がる
ラベルライターでもテプラやネームランドと違うのは、ダイモは「エンボス」と呼ばれる硬質なプラスチックテープに打刻し、凸部分が白く変色することによって文字が打てる点。
これによって摩擦などによる表面文字のカスレとは縁がないほどの耐久性を持つラベルが簡単に製作できます。
それゆえどうしても無骨なデザインに仕上がりがちなのですが、そこがカッコイイ。ほかのラベルライターには出せない風合いが魅力です。
「なんか名前を書きたいものある?」と妻に尋ねると、名前を書きたいアイテムが手元にあるからラベルライターを買うはずであり、ライターを買ったから名前を書くアイテムを探すのは間違っていると指摘されました。
……お、おう。さすが頭脳派の理論派だぜ。
それじゃあ、また。