思い切って大きくてプロなiPhoneに買い換えました。今のところいい感じです。
それにしてもかれこれiPhoneは5、7、11、13と10年近く使い続けてきましたが、ずっと標準画面サイズの標準モデルでした。
それが今回はProのMAX。サイズも機能も進化したのですが、このスマホを選んだ理由も少し書いていければと思います。
今こそ15 Pro & 15 Pro Maxが買いどき
iPhone 15シリーズが今年5月に突如、整備済製品としてApple直販サイトに登場しました。
整備済製品はだいたい新品価格から15%オフの価格設定にされていて、中古品としてはお高めなのですがほとんど無傷ですし、メーカー保証が新品同様に付いてくるのが魅力です。
そして現行モデルであるiPhone 16シリーズと比較すると、下表のように無印モデルと同じような値段を出せばProモデルを買えてしまいます。
商品名 | 価格 |
---|---|
iPhone 16 (128GB、新品) |
¥124,800 |
iPhone 15 Pro (128GB、整備品) |
¥122,800 |
iPhone 16 Plus (256GB、新品) |
¥154,800 |
iPhone 15 Pro Max (256GB、整備品) |
¥148,800 |
iPhone 15シリーズは2023年9月に発売されたモデルで全部で4機種ありますが、そのうち「Pro」を冠する2機種はApple Intelligenceへの対応が明言されています。
つまりiPhoneは16シリーズから本格的なAIへの対応が始まりましたが、同じようなアップデートを将来的に受けられる数少ない旧機種が15 Proと15 Pro Maxということ。
で、僕は考えたわけです。どうせ同じくらいの金額を支払うなら、いっそのこと一世代前のProモデルを手にした方が満足度が高いんじゃないか?と。
先に結論を書いておくと、この考えは大正解でした。
開封しよう、比べてみよう
整備済製品なので箱は商品名が書かれただけのシンプルなもの。
中には本体のほか充電用のUSB-C to USB-Cケーブルが1本と、簡易な説明書、リンゴのステッカー1枚が同梱されていました。
6.7インチは意外と持ちやすい
これまで6.1インチサイズのiPhoneばかり使ってきたので、いきなり6.7インチのモデルにすると大き過ぎて持て余すのでは?と心配していました。
しかし、実際に手に取ってみたりポケットに入れてみたりしても、そこまで気にならないほどです。これは嬉しい誤算でした。
今回、6.7インチのサイズを選んだのは、最近、視力が落ちてきたからです。元々、ド近眼だったのですが少しでも目への負担を減らしたくて画面を離しても文字が読めるようにしたかったのです。
この点、上掲の画像のとおり文字サイズを大きくしたり太くしてもレイアウトが崩れない大画面の恩恵は常に感じています。ただバスや電車の車内では他人に覗かれやすいので、あまりスマホを使わないようになりました。こっちは完全に誤算ですね。
Proモデルの真髄はカメラにあり
はっきり言って処理性能の向上はネットサーフィンとかメールの送受信では感じにくいです。だって前のスマホでも満足していましたし、前の前のスマホでも困っていませんでしたから。
でも、15 Pro Maxに搭載されている3眼カメラは使い出すと非常に便利ですし撮れる写真の幅が広がりました。
ちなみにiPhone 15 Pro Maxは以下の3つのカメラを搭載しています。
カメラ | 焦点距離*1 | 解像度 | 絞り値 |
---|---|---|---|
超広角 | 13mm | 12MP | f/2.2 |
メイン (標準) |
24mm | 48MP | f/1.78 |
望遠 | 120mm | 12MP | f/2.8 |
なお望遠レンズが120mmは15 Pro Maxだけの特権です。標準画面サイズの15 Proは77mmとなります。
そして標準カメラの解像度が48MPと突出していますが、この高解像度センサーを活用して48mmの2倍ズームとしても撮影できるほか、設定すれば24mm、28mm、35mmと標準域でも無劣化でクロップすることもできます。
また望遠だけでなく、超広角カメラはマクロ撮影にも対応しています。つまり普通に生活していて遭遇する「写真を撮りたい」ニーズをほぼ完全にカバーできてるんですよね。
カメラ界隈の常識で考えると、マクロ、超広角、標準、望遠と単焦点レンズを4本も持ち歩くってかなり大変な行為だったはず。でも僕が知らぬうちにポケットに収まる時代が到来していました。
※ 訂正:正確な超広角の焦点距離は13mmです
iPhone 15 Pro Maxを使っていて最大の驚きはこれら3つのカメラとセンサーを統合し、まるで1台のカメラのような挙動をしていることです。
撮影している限りユーザーはいつカメラが切り替わったのかなんて気にしなくていいんです。被写体やシーンを解析して最適なモードをiPhoneが判断してくれます。まるで手の中にカメラマンとスイッチャーがいるようです。
ついつい写真のことばっかりですが、動画も4K画質でボケを作れるシネマティックが撮れたり、空間ビデオや空間写真が記録できたり……などなど1本の記事にまとめるのが難しいほど高機能なカメラが15 Pro Maxには付いています。
ただここまでカメラ性能が上がってくると、今度は解像感とか空気感といった描写が気になってきます。
とくに写真はパソコンなどの大きな画面で見ると粗さが目立つ印象です。そもそもセンサーの物理的なサイズに制約があるほか、ポートレートモードで撮れるボケも光学的なものではなく、シミュレートされたものなので境界部分や複雑な形状だとアラが目立ちます。
この点はフルサイズとかAPS-Cといった大型イメージセンサーを搭載し、絞りでボケを生み出せるレンズを交換しながら撮影できる写真機と比べると明確に劣る部分だと思いました。
……でもなぁ、たぶんこんなことを気にするのは一部の愛好家とかプロ達くらいなんですよ。手のひらサイズの画面で写真を表示するぶんには細部まで見ないですし、気になりませんもの。
写真の解像感や表現力よりもポケットやカバンに入れて常時携帯できて、難しい操作をせずにサクッと撮れて、その場でSNSに投稿できるというフローとか体験がおおくの人にとって大切なんだというのは素人でもわかります。きっと僕が少数派なだけです。
いや、ソニーαみたいなガチな写真機と比べるほうが間違っているんですよね(笑)。でも、ついつい比較したくなるほど高性能なカメラということですし、僕は15 Pro Maxでの撮影体験を大いに楽しんでいます。
スマホは着実に進化していた
2022年の年初、iPhone 11から13に乗り換えたときには
そして最新機種であるiPhone13は2019年のモデルから比べても大きく進化した部分というのは見当たらないように感じられます。
なんて書き残してるんですよね。
ただ、今回は無印標準モデル → Pro Maxモデルへの乗り換えということもあり、手にしてから2週間ほどしか経っていませんがカメラ機能を中心にかなり進化とその恩恵を感じています。
またLiDARセンサーを搭載していることにより、3Dスキャンができるようになったので外泊するたびに部屋をスキャンする新しい遊びも増えました。

スマホはついついコンテンツを消費するだけのデバイスになりがちですが、せっかくいい道具を手に入れたので日常生活をもう少しクリエイティブにするために活用していきたいですね。
それじゃあ、また。
*1:焦点距離は35mmフルサイズ換算