
またストレージが不足してきたのでM.2のSSDを買い足しました。
「こんな場当たり的な増台を繰り返していていいのか?」という疑問は置いておいて、とりあえず差し迫った需要に応えていこうと思います。
選びかた
またしても訳あってすぐに欲しい状況でしたので、M.2 SSDもエンクロージャーもヨドバシカメラマルチメディア仙台店に店頭在庫があったものからチョイス。
エンクロージャーは冷却ファン付きなどで少し悩みつつ、最終的には比較的シンプルな構造のCENTURY製、Aluminum Enclosure RGB for M.2 SSD(CAM2NSU32RGB)*1にしました。
SSDは2TBの容量があり、なおかつ将来的なことも考えてPCIe Gen4 x4のインターフェースを有する中から選びました。
そのなかでApacer製の AS2280Q4L はコスパがよかっただけでなく、公式サイトに平均故障間隔(MTBF)が1,500,000時間と明記されたことにも好感を抱いて購入しています。
組み立て




ドライバーまで同梱されていたのは予想外でしたが、簡単に組み立ては完了です。
付属の冷却シート&プレートを貼り付けると内部で外装にギリギリ触れるくらいの隙間ができました。たぶん冷却効率的にはアルミニウム製の外装に熱が移ったほうがいいので、SSDと筐体の隙間は狭いほうがいいはずです。
よく光ります


本体が発光する“ゲーミング仕様”であることは承知のうえで購入しましたが、予想以上に光量があってド派手な外付けSSDが爆誕しました。
このLEDランプはスイッチでいつでもOFFにできますが、そうするとインジケーターランプが極小の青色LEDしかないんです。ビカビカと光ってる写真に戻ってよく見てもらうと、USBケーブルの下で弱々しく光っているランプがあるかと思います。
ちょっとこれだと通電しているかが分かりにくいので、今のところLEDはオンにしたまま使っています。先日は打ち合わせ時にお客さんの前で出したんですけど、けっこう視線を集めていました(笑)。

爆速。でも爆熱
M.2のSSDはmacOSとWindowsを行き来しながら使いたいので、exFATでフォーマットして使用しています。
今回のエンクロージャーはUSB3.2 Gen2に対応し、理論上は10Gbpsでデータ通信できるものです。とはいえM.2 SSDは3,600MB/sしか通信できないですので、今回の構成では3.6Gbpsが最速値となります。
わざわざ計測までしていないものの速度には満足しています。
4K画質の映像素材をAdobe Premiere Proで編集する際にはプロキシなしでストレスフリーに動作しています。また1GBを超えるような巨大な動画ファイルをコピーするのも数秒で終わるので、上記の理論値に近い速度が出ている模様です。
一度、このM.2のスピードに慣れるとSATA接続の2.5インチSSDが遅く感じてしまいます。
しかし発熱はヤバいです。
使い始めた直後は古いSSDから1TB弱のデータを移したのですが、素手で持てなくなるほど熱を発していました。また発熱しすぎると転送速度がガクッと落ちてしまいます。
仕方ないので作業中は扇風機の特等席を譲って直接風が当たるようにしました。そうするだけで人肌くらいの表面温度が保てるので、筐体表面のフィン加工は機能しているのかもしれません。
さらに困ったことにスリープ状態のパソコンに繋いでいるだけでもかなり発熱します。自分の作業部屋には冷房がなく、この時期は日中で30℃越えの過酷な室内環境だというのもありますが、さすがに製品寿命を縮めている気がしてなりません。そのため作業後は毎回取り外すようにしています。

「やはり冷却ファンを内蔵したものがよかったのか?」という考えも頭をよぎりますが、空冷機構をアウトソーシングすることで故障の可能性を減らしていると強く信じています。
それじゃあ、また。
*1:日本語名称は「RGB搭載アルミケース SATA/NVMe規格SSDに対応」とか「RGB LED搭載USB3.2 Gen2接続 M.2 NVMe/SATA両対応 SSDケース」など揺れている