
少し前から気になっていた岡山県総社市の鬼ノ城へ行ってきました。
7世紀後半に築かれたとされる鬼ノ城は日本100名城にも挙げられています。しかし史料がほとんど残っておらず、その実態はおおくの謎に包まれているようです。
ただ築城された年代から推測するに、白村江の戦いで唐と新羅の連合軍に大敗した大和朝廷が西日本各地に構築した防衛施設のうちのひとつと考えられています。





この日、山頂までやってくると遠くは小豆島までくっきりと見渡すことができました。
鬼ノ城はこうして瀬戸内海まで一望できる鬼城山の山頂一帯を約30ヘクタールに渡って巨大な城郭としています。
発掘調査によると朝鮮式の山城の要素が取り入れられたり、水場のほか鍛冶場まで備えていて長期の籠城にも備えていたことが伺えます。
1300年以上も前にこの地で国家事業並みと推測される規模の建築があって、でもその実態は史料がなくて謎ばかりで、しかも小学生の歴史の教科書に載ってる内容とリンクしていて……。
なんて歴史ロマンが詰まった場所なのでしょうか!
今回の訪問では時間の都合*1でビジターセンターから西門までしか見学することができませんでした。
もっとじっくりと史跡を見て回れる1周2.8kmある見学コースも設定されていますので、近いうちに準備を整えてチャレンジしたいと思います。
それじゃあ、また。
撮 影:2025年9月 in 鬼ノ城(岡山県総社市)
カメラ:SONY α7C II, Apple iPhone 15 Pro Max
レンズ:SONY FE 20-70mm F4 G
*1:午前中に自宅でダラダラしていただけ