
“東洋のエーゲ海”などと称される瀬戸内を代表するリゾート地、岡山県の牛窓にちょっと有名なB級スポットがあるので足を運んできました。


瀬戸内海の沿岸をクネクネと進む県道233号線と県道232号線を進んでいくと急に開けた場所でお目当ての水没ペンションが見えてきました*1。




ここはかつて「鹿忍グリーンファーム」というリゾート施設があった場所。
もともとは塩田だった干拓地を1980年代に開発して開業したようですが、2000年代にペンション事業が廃業。その後はテニスコートなどは営業を続けたものの2010年ごろには完全に事業停止したようです。
そして施設解体中の2014年に台風被害により排水設備が停止し、現在の水没状態になったとのこと。もともとが干拓地だったため常に排水し続けないとすぐに海に還ってしまう土地だったと思われます。
このあたりの経緯は文春オンラインに詳しい記事が出ていますので、興味のある方はぜひご一読を。
「さすがに何もトラブルがないわけないよな」とか「こんな水没地でも登記はあるんだろうな」など眺めているといろいろな疑問が頭に湧いてきました*2。
なぜなら少し近づいただけでも水が臭いましたし、羽虫もかなりの数が飛び回っていてあまり長いこと滞在することすら叶わなかったからです。
それじゃあ、また。
撮 影:2025年10月 in 岡山県瀬戸内市牛窓町
カメラ:FUJIFILM X100V, Apple iPhone 15 Pro Max