大将がゆく

写真を撮ったり、イラストを描いたり……日本一周の旅をした主夫の日記帳

『デザインあ展neo』に行ってきたお話

先日、東京の虎ノ門ヒルズで開催されていた『デザインあ展neo』に行ってきました。

虎ノ門ヒルズに足を踏み入れたのは初めてでしたが、この一帯は再開発でガラリと変わりましたね。そもそも10年前と比べると新しいトンネルとか道路ができてるし。

このトンネルはどこへ続いているのでしょうか?

会場は虎ノ門ヒルズの45階でした。……45階かぁ。ちょっと地方暮らしだと目にしないフロアですね(笑)

そうだよ、お猿さん、今から僕は君が指差す上に行くんだ

会場は虎ノ門ヒルズ45階にある「TOKYO NODE GALLERY」というホールなのですが、入場する前から来場者を楽しませる仕掛けがたくさんありました。

歩いていてこんな幕が視界に入ると、ついつい見上げちゃいました

エントランスに入ると展示会にやってきたぞーという感じになりましたが、ここからさらにエレベーターを乗って上昇しないといけません

ここを曲がった先がエレベーターホールですね

オフィスフロアの入り口も『デザインあneo』仕様になっていました

複合ビルに会場があるのではなく、まるでビル全体が会場になっているような盛り上がりようです。これはテンションが上がりますね。

やっと45階に到着する頃にはeチケットの入場時刻になっていました。平日の日中だったこともあって待ち時間なくスムーズに入場できました。

展示室にやっと入りました。巨大な「あ」の文字が宙に浮き来場者を出迎えます

身近な道具にまつわる動詞がたくさん。ひとつの道具でも色々な動作で操作するものがありますね

「食べる」のなかにも「ちぎる」、「つかむ」、「わる」……など数多くの動作があります

今回の展示会のテーマは動詞。私たちの日常生活にはさまざまな動作があふれており、そこにフォーカスを当てています。

実際、こうやって展示を見るために僕は新幹線に「乗り」、駅から「歩き」、ボタンを「押し」てエレベーターで「上り」、スマホを「持って」eチケットを……と動詞まみれですね。

当たり前すぎて意識しないことを展示作品という形で目の前に出されるとなんだか普段とは異なる視点を得た感じがします。

このまま背もたれが倒れていったら……どこまでが「座っている」でどこからが「寝ている」でしょうか?

「持つ」ためのグリップも壁一面を埋め尽くすくらい形状のバリエーションに富んでいます

360度の全周ビジョンで映像作品の中に入り込むことができるシアター

SNSでもバズった映像作品。自分の動作と映像&BGMがシンクロして、周囲の人々も含めて空間全体が作品となるような一体感がたまりません

じつはNHK Eテレで放送中の『デザインあneo』は時間帯が生活と合わず、ここしばらく見ることができていません。

それでも展示を見て、触るだけでも考えさせられて、新しい視点を発見して……と十分に楽しむことができました。

もしかして自分たちのような未視聴の来場者も考えた”ユニバーサルデザイン“な企画だったということでしょうか?もしそうだったらスゴいですね。

それじゃあ、また。

番組をたいして視聴してない大人2人でも楽しめました

撮 影:2025年10月 in デザインあ展neo in 虎ノ門ヒルズ(東京都港区)
カメラ:FUJIFILM X100V, Apple iPhone 15 Pro Max