大将がゆく

写真を撮ったり、イラストを描いたり……日本一周の旅をした主夫の日記帳

『ブルガリ・カレイドス』に行ってきたお話

先日、『デザインあneo展』に行ったあとはもうひとつ展覧会をハシゴしていました。

それが国立新美術館で行われている『ブルガリ・カレイドス 色彩・文化・技巧』です。

当初は『デザインあ』とどっちにしようか?と迷ったのですが、両方とも回ることができました

イタリア、ローマを拠点とするハイジュエラー、ブルガリ。その作品の特色は色彩だそうです。

そんな宝石細工の技巧が詰まった本物のジュエリーが350点も一堂に会するというこの展覧会は10年ぶりの開催にして、過去最大規模というものでした。

うゎぁ……

すげぇ……

展示室に足を踏み入れた瞬間から圧倒されてしまいました。

まるで水滴をそのまま拾ってきたような艶やかで透き通る宝石がそこらかしこできらめいています。

……なんかすごい展覧会に来ちゃったぞ。もう言葉が出てこないから黙って写真だけ載せていきますね。

この腕輪は装着すると見えなくなる裏側までにも美しい細工が施してあります

ポスターやチケットにも描かれているネックレス

たしかに全体的にビビッドな色使いの作品がおおくて、ハイジュエリーなのですが意外とポップな印象さえ受けます。

またブルガリはもともと銀細工から創業したということで金属製のアクセサリーも数おおく展示されていました。

びっしりと意匠が掘り込まれたバックル

どうやって違う色で模様を描いているのか……もうわかりません

ローマ時代のコイン(本物)が埋め込まれたイブニングバッグ

この首飾りにもローマ時代のコイン(本物)が4つも使われています

そしてすごいのはジュエリーだけでなくて、展示室そのものもカッコよかったんです。

シンプルでモダンな展示室。扇形の部屋がいくつも連なる構造で、チャプターのテーマに沿ったデザインになっています

ところどころに専用室が用意されたスペシャル(?)なジュエリーもありました

翡翠色で統一された空間。中央の円筒形のショーケースには蛇型の時計が飾ってあります

展示室は大きく3つの章に別れており、各章の合間にはインスタレーションと呼ばれる現代アートが挟み込まれます。

このアート作品も非常によくて非日常的で特別な時間を過ごすことができました。

巨大な洗車ブラシが回っている部屋。静電気で髪の毛が逆立ちます

カラフルでキラキラした視界をここで一休みさせて次の展示室に向かえます

せっかく東京まで観に来たのだからお土産にひとつくらい買って帰りたかったのですが、どれも値段が書いてなかったので無理でした。

……もちろんこれは冗談。心ゆくまでプライスレスな宝石を浴びるように間近で観ることができて大満足でした。

それじゃあ、また。

撮 影:2025年10月 in 国立新美術館(東京都港区)
カメラ:FUJIFILM X100V、Apple iPhone 15 Pro Max


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展覧会公式サイト

ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧 | 企画展 | 国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO