
親知らずを抜歯したダメージで少し時間が空きましたが、SSTRからの帰り道、通称「アフターSSTR」の模様をお届けいたします。
前回のあらすじ

5月25日(月)にSSTRに参加してきました。
当日はホンダ スーパーカブ110プロに乗って朝4時50分に兵庫県西宮市の新西宮ヨットハーバーを出発し、下道だけで北上していきました。
そして途中の条件も満たしつつ無事に16時30分に石川県羽咋市の千里浜なぎさドライブウェイの今浜口に到着。SSTR完走となりました。
で、今日のお話は能登千里浜レストハウスにて完走の余韻に浸っているところから始まりはじまり――。
千里浜から帰ろう

完走の余韻に浸りつつ千里浜海岸に特設されたイベントブースで振る舞われる貝汁を飲んでいるとどっと疲れが出てきました。
いつまでもダラダラと居続けたくなってしまいましたが、残念ながら宿泊を千里浜から1時間ほど南方面へ戻った金沢市内で取っています。
なので日没を見届ける前に宿に向かって出発しました。


晩ご飯はチャンピオン



学生時代から金沢カレーは大好きですが、ゴリラマークのゴーゴーしたチェーン店しか食べたことがありませんでした。
いつか金沢に来たら地元で愛される「カレーのチャンピオン」で食べてみたかったんですよね。
高まる期待を裏切らない濃厚で美味しいカレーを堪能できました。
宿泊はスーパー銭湯


かなり疲れることが想定されていたので大浴場でゆっくりできそうなホテルを探して見つけたのがスーパー銭湯ゆめのゆ。
宿泊部屋の珍しい構造に驚きつつ、広々とした大浴場では疲れを癒すことができました。
日本海を眺めながら帰ろう
帰路のルート概要

さて、SSTR挑戦のためのロングツーリングも3日目となりました。
SSTR完走後、通称「アフターSSTR」となる金沢からの帰路は途中で観光もしたいと考えています。
むしろ時間にとらわれずに観光できる、祭りのあとの「アフターSSTR」こそ本番という言説もあるくらいですので楽しんでいこうと思います。
そこでSSTR当日は道の駅ポイントを稼ぐために通れなかった日本海沿岸を走ってみることに。



こまつの杜
小松市までやってきて立ち寄ったのは「こまつの杜」。
JR小松駅の駅前広場に世界最大級のダンプカーとショベルカーが展示されています。



何を隠そう、ここは建機メーカーである小松製作所(コマツ)の創業の地なのです。
予想以上に巨大な建機を見上げながら実際に稼働している現場も見てみたいと考えてしまいました。


越前海岸を走る

前日のSSTRでは通らなかった国道305号線のうち「漁火街道」と名付けられた絶景区間で越前海岸を南下します。
この一帯はダイナミックな地形が連続しますので、かなり楽しみにしていました。
……そのわりにはノー勉で行き当たりばったりでしたけど(笑)。
東尋坊






鉾島園地・弁慶の洗濯岩


呼鳥門

景色を楽しみながら走っていると、巨石が宙に浮いているのが目に入りました。
「これは近くで見なければ!」と駐車場にバイクを停めてやってきたのが呼鳥門です。

帰宅後に調べてみると、呼鳥門の高さは15m、幅は約30mもあるそうです。
さらに驚くのは2002年まではこの下を国道が走っていたとこのと。崩落による落石がおおくなって横にトンネルが通されたそうですが、一度はくぐってみたかったですね。

なんら事前調査なしに漁火街道を走ってますので、頼りになるのは道路上の案内標識と直感だけです。
とはいえ、そこらじゅうに絶景スポットがあるのが越前海岸。晴天にも恵まれて最高のツーリングができました。


道の駅「河野」で昼食


漁火街道の区間が終わったあとは「越前・河野しおかぜライン」とよばれる沿岸区間を走るつもりでしたが、残念ながら工事のため全面通行止めでした。
なので国道8号線に戻ってきて道の駅「河野」で本場の北前そばでお昼ご飯としました。
琵琶湖からスタート地点へ

越前海岸で素晴らしい眺望や自然の造形美を楽しみましたが、もはやお尻の感覚がなくなってきました。
そりゃあ、岡山から走り続けて3日目ですから疲労も溜まります。
また夕方以降の帰宅ラッシュ時間帯に都市部を走り抜けることからも、この先は体力を温存して観光は控え目にしつつ南下を続けます。

海津大崎
僕は琵琶湖をちゃんと見たことがありません。この機会に湖畔に立ち寄ってみることにしました。
目指したのは海津大崎。SSTRの途中でも立ち寄った道の駅「マキノ追坂峠」からほど近い場所にありました。




鯖街道を南下





福井県敦賀市以南はSSTR当日と同じルートを逆走していきます。
途中、道の駅「くつき新本陣」を再訪しましたが残念ながら休館日。でもそこではカブでSSTRに参加してみたいという方に話しかけられ、少しお話ししていました。
カブプロに乗り始めてから半年以上経ちますが、こうやってツーリング先で挨拶してもらったり声をかけてもらうことってなかったんですよね。側から見るとお仕事バイクなんで。
でもSSTRのステッカーがあると急にライダー仲間として認識されて、見知らぬ人との会話が生まれるのが少し嬉しくもありました。

天下一品総本店
「総本店の味は一味違う」と聞いたのは中学生の頃。それ以来、20年間以上ずっと行きたかったお店が天下一品の総本店でした。


これまで数え切れないほど天下一品でこってりラーメンを食べてきましたが、総本店の味は確かに一味違うように感じました。
これまでは「鶏と野菜のポタージュ」という認識だったスープに醤油のキレみたいなものがあって、鶏ガラ醤油がベースにあるという気づきを得られました。
SSTRの出発点へ
大都市を走る



出発の地



別に立ち寄らなくてもいいのですが、時間に余裕があったのでSSTRの出発地点にした新西宮ヨットハーバーに戻ってきました。
20時55分ごろに到着したので、石川県羽咋市まで往復40時間くらいかかったことになります。
さて、次はいよいよ本日の最終目的地を目指します。

瀬戸内海を渡る
今夜の宿

宿泊地に到着しましたが、まだ宿泊地がやってきてませんでした……??
えっと、意味が分からないかもしれませんね。
いろいろとルートを考えた結果、アフターSSTRの夜は船中泊にしました。
じつは翌日は西日本全域で本降りの雨予報でしたので、そんな天候の中、疲れた身体で神戸から岡山まで約160kmも走るのは危険だと判断。
そこで自走距離を極限まで減らすためにジャンボフェリーの深夜便で神戸から小豆島まで渡り、小豆島から国際両備フェリーで岡山に行くことに。
とはいえ、フェリーターミナルに到着したのは22時前。出港は25時なので誰もいませんし、時間が余っています。
せっかくなので周辺のベイサイドエリアで夜景を楽しむことにしましょう。
神戸港の夜景




ジャンボフェリーで深夜にうどん



24時半過ぎ、コンテナトレーラーや一般車両が乗り込んだ最後に二輪車が案内されました。
そして乗船後は船内の大浴場で汗を流し、深夜営業している売店でうどんをいただきました。


25時出港の船内でうどんを売ってる……勘の良い方はお気づきかもしれませんが、この船は 香川県 うどん県の管理下にあります。
夜食にしてはパンチのある1杯となったものの、「さぬきレモンペペロンうどん」はオリーブ、レモン、唐辛子と小豆島の名物が大集合していて大変おいしかったです。



フェリーというのは何度乗ってもついついはしゃいでしまいます。
お風呂にうどん、お土産の購入、橋の通過……と楽しんでいたら深夜2時を回っていました。
あと5時間半後には小豆島に着いてまたバイクで走らないといけないのでそろそろ寝ましょう。

神戸港を1時に出港する深夜便のフェリーは、一度、小豆島を通り過ぎて5時過ぎに高松港に入港します。
その際、船内には陽気な音楽が流れて着岸を知らせてくれますので、おかげさまで高松港の様子を見ることができました。
もちろん睡眠不足なのでその後すぐに二度寝へ――。
小豆島を横断

朝7時前に再び起床。室内で着替えていると船員さんがドアをノックして起こしにきてくれました。
甲板に出てみるとすぐ近くに小豆島が見えるじゃないですか。
そして天候は予報通りの雨。レインウエアを着込んで発艦に備えます。



ジャンボフェリーは定刻の7時30分に坂手港へと到着しました。
ここから島を横断するように20kmほど走って岡山行きのフェリーが出る土庄港を目指します。
ちなみに岡山行きのフェリーの出港時刻は8時40分。乗船はその10分前に始まりますし、それまでに切符を買う時間を考えると港には8時20分までには着きたいですね。
普段は30分ほどの道のりなのですが、ちょうど出勤時間帯。本降りの雨の中を渋滞しながらダラダラと走ってなんとか8時18分に土庄港に到着しました。



総走行距離は4日間で約950km

こうして3泊4日にわたるSSTR 2026への挑戦は無事故無違反で無事に終わりました。ちゃんと計画通り完走できて何よりです。
そして3泊4日を地図にまとめてみると以下のような感じに。
それぞれの日程での走行距離をODOメーターで集計すると……
| 区間 | 距離 | |
|---|---|---|
| 1日目 | 岡山 → 西宮 | 157km |
| 2日目 (SSTR) |
西宮 → 羽咋 → 金沢 | 407km |
| 3日目 | 金沢 → 神戸 | 349km |
| 4日目 | 小豆島 → 岡山 | 35km |
| ―― | 総走行距離 | 947km |
合計で947kmでした。
もう原付で出かける距離じゃありませんでしたね(笑)。
とはいえ、とても充実した4日間が過ごせて、現地でも一体感に包まれて楽しかったです。
でも、もし次にSSTRにチャレンジするなら高速道路が走れるバイクにしたいですね(笑)。
それじゃあ、また。
SSTR2026の当日の様子はこちらから↓
撮 影:2025年5月 in After SSTR
カメラ:GoPro HERO11 Black, Apple iPhone 15 Pro Max, FUJIFILM X100V