大将がゆく

写真を撮ったり、イラストを描いたり……日本一周の旅をした主夫の日記帳

祭りのあと「アフターSSTR」こそ本番?|SSTR 2026 参戦記 Ep.2

親知らずを抜歯したダメージで少し時間が空きましたが、SSTRからの帰り道、通称「アフターSSTR」の模様をお届けいたします。

前回のあらすじ

無事に完走しましたが、自宅に帰るまでがSSTRです

5月25日(月)にSSTRに参加してきました。

当日はホンダ スーパーカブ110プロに乗って朝4時50分に兵庫県西宮市の新西宮ヨットハーバーを出発し、下道だけで北上していきました。

そして途中の条件も満たしつつ無事に16時30分に石川県羽咋市の千里浜なぎさドライブウェイの今浜口に到着。SSTR完走となりました。

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で、今日のお話は能登千里浜レストハウスにて完走の余韻に浸っているところから始まりはじまり――。

千里浜から帰ろう

まだ太陽は沈んでないけど帰り始めましょう。ここからアフターSSTRがスタートです

完走の余韻に浸りつつ千里浜海岸に特設されたイベントブースで振る舞われる貝汁を飲んでいるとどっと疲れが出てきました。

いつまでもダラダラと居続けたくなってしまいましたが、残念ながら宿泊を千里浜から1時間ほど南方面へ戻った金沢市内で取っています。

なので日没を見届ける前に宿に向かって出発しました。

せっかくなので再び8kmの砂浜を南進します。すれ違うSSTR参加者どうしで手を振りながら挨拶をし、海岸線全体が一体感に包まれていました

そして去り際にいい感じに黄昏てきたところで1枚。名残惜しいけど帰りましょう

晩ご飯はチャンピオン

石川県庁がある金沢市中心部まで戻ってきました。すっかり暗くなってしまいましたね

目的地は金沢カレー発祥のお店、チャンピオンカレーです

濃厚なカレールゥがガツンと効いて美味しかったです

学生時代から金沢カレーは大好きですが、ゴリラマークのゴーゴーしたチェーン店しか食べたことがありませんでした。

いつか金沢に来たら地元で愛される「カレーのチャンピオン」で食べてみたかったんですよね。

高まる期待を裏切らない濃厚で美味しいカレーを堪能できました。

宿泊はスーパー銭湯

宿泊地はスーパー銭湯ゆめのゆ。ここに併設されたホテルを使いました

シングル部屋を予約したものの、ベッドの裏に衝立があり、その奥にトイレとシャワーがある独特の構造にびっくり

かなり疲れることが想定されていたので大浴場でゆっくりできそうなホテルを探して見つけたのがスーパー銭湯ゆめのゆ。

宿泊部屋の珍しい構造に驚きつつ、広々とした大浴場では疲れを癒すことができました。

天然温泉健康ランド 金沢ゆめのゆ(年中無休24時間営業)

日本海を眺めながら帰ろう

帰路のルート概要

今日もロングツーリングなので気をつけて行きまっしょい!

さて、SSTR挑戦のためのロングツーリングも3日目となりました。

SSTR完走後、通称「アフターSSTR」となる金沢からの帰路は途中で観光もしたいと考えています。

むしろ時間にとらわれずに観光できる、祭りのあとの「アフターSSTR」こそ本番という言説もあるくらいですので楽しんでいこうと思います。

そこでSSTR当日は道の駅ポイントを稼ぐために通れなかった日本海沿岸を走ってみることに。

宿泊地の駐輪場に並ぶバイクはほぼSSTR参加車両でした。朝イチで出発した人がいたのでこれでも少なくなったほうです

7時過ぎに宿泊地を出発。いきなり国道8号線にて通勤ラッシュに揉まれます

8号線沿いで小休止。麦畑の奥には残雪を抱く山並みが見えました

こまつの杜

小松市までやってきて立ち寄ったのは「こまつの杜」。

JR小松駅の駅前広場に世界最大級のダンプカーとショベルカーが展示されています。

JR小松駅の目の前にやってきました

ダンプトラック「930E」のサイズはこんな感じ。297tの土砂を積載できるそうです

実際に間近で見ると威圧感のあるサイズでした

何を隠そう、ここは建機メーカーである小松製作所(コマツ)の創業の地なのです。

予想以上に巨大な建機を見上げながら実際に稼働している現場も見てみたいと考えてしまいました。

なんか気づいたらタオルを買ってました

こまつの杜を出て小松市内を走る。8番らーめんは北陸の定番B級グルメですけど今回はパス。だって何故か岡山にも出店してるんですもの

越前海岸を走る

既出の地図の切り抜き。鉾島園地の北側から50km弱の区間が漁火街道です

前日のSSTRでは通らなかった国道305号線のうち「漁火街道」と名付けられた絶景区間で越前海岸を南下します。

この一帯はダイナミックな地形が連続しますので、かなり楽しみにしていました。

……そのわりにはノー勉で行き当たりばったりでしたけど(笑)。

東尋坊

小松市からしばらく走って東尋坊へやってきました

東尋坊の眺め。国内最大規模の柱状節理を間近で見られます

……いや、見れるだけじゃなくて、その上を歩けます

遊覧船からだとまた違って見えるのでしょう。次回は乗ってみようと思います

展望所の端にある恐竜博士のベンチ。近くで見ると怖いですね

鉾島園地・弁慶の洗濯岩

国道305号線沿いにある鉾島園地。ここでも立派な柱状節理が観察できます

鉾島園地よりさらに南下した位置にある弁慶の洗濯岩。……弁慶って巨人でしたっけ?

呼鳥門

特異な地形を目にして思わず立ち寄った呼鳥門

景色を楽しみながら走っていると、巨石が宙に浮いているのが目に入りました。

「これは近くで見なければ!」と駐車場にバイクを停めてやってきたのが呼鳥門です。

巨石が橋のようにかかっています

帰宅後に調べてみると、呼鳥門の高さは15m、幅は約30mもあるそうです。

さらに驚くのは2002年まではこの下を国道が走っていたとこのと。崩落による落石がおおくなって横にトンネルが通されたそうですが、一度はくぐってみたかったですね。

要は防波堤のようなものが廃道跡です。ここは走ってみたかったなぁ

なんら事前調査なしに漁火街道を走ってますので、頼りになるのは道路上の案内標識と直感だけです。

とはいえ、そこらじゅうに絶景スポットがあるのが越前海岸。晴天にも恵まれて最高のツーリングができました。

カニだらけな越前町の町並み。なお越前ガニのシーズンは11月〜3月。SSTRだと時季が合わないから……うん、正直、予算的にムリ(笑)

道の駅「河野」で昼食

道の駅「河野」まで戻ってきました

昼食は北前そば。おいしいニシンが2枚も入って650円とコスパ良好

漁火街道の区間が終わったあとは「越前・河野しおかぜライン」とよばれる沿岸区間を走るつもりでしたが、残念ながら工事のため全面通行止めでした。

なので国道8号線に戻ってきて道の駅「河野」で本場の北前そばでお昼ご飯としました。

琵琶湖からスタート地点へ

アフターSSTRも後半戦。ここからは交通量もグッと増えるし、疲労も溜まってるので休みながら進みました

越前海岸で素晴らしい眺望や自然の造形美を楽しみましたが、もはやお尻の感覚がなくなってきました。

そりゃあ、岡山から走り続けて3日目ですから疲労も溜まります。

また夕方以降の帰宅ラッシュ時間帯に都市部を走り抜けることからも、この先は体力を温存して観光は控え目にしつつ南下を続けます。

敦賀市南部で国道8号線を分岐して国道161号線へ。京都方面へ向かいます

海津大崎

僕は琵琶湖をちゃんと見たことがありません。この機会に湖畔に立ち寄ってみることにしました。

目指したのは海津大崎。SSTRの途中でも立ち寄った道の駅「マキノ追坂峠」からほど近い場所にありました。

木漏れ日が気持ちいい湖畔道でした

……え、広いじゃん。海じゃん

水も透き通っていて綺麗だし、静かな波打音が心地よいですね

ビワマスが釣れるそうです。過去に食べたことがあって、とても美味しいんですよね

鯖街道を南下

また国道367号線、鯖街道へ

前日は開店前に訪れた道の駅「くつき新本陣」で休憩しましたが、残念ながら休館日でした

ジュースをゲットして道の駅裏手を流れる安曇川を眺めながらひとやすみしました

福井県敦賀市以南はSSTR当日と同じルートを逆走していきます。

途中、道の駅「くつき新本陣」を再訪しましたが残念ながら休館日。でもそこではカブでSSTRに参加してみたいという方に話しかけられ、少しお話ししていました。

カブプロに乗り始めてから半年以上経ちますが、こうやってツーリング先で挨拶してもらったり声をかけてもらうことってなかったんですよね。側から見るとお仕事バイクなんで。

でもSSTRのステッカーがあると急にライダー仲間として認識されて、見知らぬ人との会話が生まれるのが少し嬉しくもありました。

残りも安全運転で頑張ります

天下一品総本店

「総本店の味は一味違う」と聞いたのは中学生の頃。それ以来、20年間以上ずっと行きたかったお店が天下一品の総本店でした。

20年越しにやっと来ることができました

これが総本店のこってりラーメン。豚重は総本店限定の文字に釣られて頼みましたが、ちょっと多すぎたかも

これまで数え切れないほど天下一品でこってりラーメンを食べてきましたが、総本店の味は確かに一味違うように感じました。

これまでは「鶏と野菜のポタージュ」という認識だったスープに醤油のキレみたいなものがあって、鶏ガラ醤油がベースにあるという気づきを得られました。

SSTRの出発点へ

大都市を走る

京都の中心部を走りました。バスも路上駐車も自転車も電動キックボードもおおくて神経を使います

すっかり日が暮れて大阪府内。原付が走っていいのか不安になるバイパス区間。スピードも出るので怖かったです

西宮駅まで戻ってきました

出発の地

SSTRのスタート地点、新西宮ヨットハーバーに帰ってきました

堀江先生!無事にここまで帰ってきましたよ!!

前日の出発時は朝焼けに染まっていましたが、今は月明かりに照らされています

別に立ち寄らなくてもいいのですが、時間に余裕があったのでSSTRの出発地点にした新西宮ヨットハーバーに戻ってきました。

20時55分ごろに到着したので、石川県羽咋市まで往復40時間くらいかかったことになります。

さて、次はいよいよ本日の最終目的地を目指します。

神戸周辺の国道2号線。夜になると周囲のスピードが上がるので半ば祈りながら走りました

瀬戸内海を渡る

今夜の宿

やっと到着!今夜の宿は……まだ着いてないようです

宿泊地に到着しましたが、まだ宿泊地がやってきてませんでした……??

えっと、意味が分からないかもしれませんね。

いろいろとルートを考えた結果、アフターSSTRの夜は船中泊にしました。

じつは翌日は西日本全域で本降りの雨予報でしたので、そんな天候の中、疲れた身体で神戸から岡山まで約160kmも走るのは危険だと判断。

そこで自走距離を極限まで減らすためにジャンボフェリーの深夜便で神戸から小豆島まで渡り、小豆島から国際両備フェリーで岡山に行くことに。

とはいえ、フェリーターミナルに到着したのは22時前。出港は25時なので誰もいませんし、時間が余っています。

せっかくなので周辺のベイサイドエリアで夜景を楽しむことにしましょう。

神戸港の夜景

神戸税関の前のオブジェ。税関もレトロでおしゃれな意匠です

フェリーターミナルと国道2号線の間が日本一短い国道でした。知らなかったぁ〜

どのくらい短いかというと、これで全部です。距離にして187.1m

少し足を伸ばしてメリケンパークが見える岸壁へ。海面に反射する綺麗な夜景が見れました

ジャンボフェリーで深夜にうどん

フェリーターミナルに戻ってしばらくすると〈りつりん2〉が入港してきました

ミラーには小豆島行きの看板をつけてもらいました

24時半過ぎに乗船。岸壁と船の間に敷かれたロープマットが分厚くて二輪車だと転びそう。避けて乗り込みました

24時半過ぎ、コンテナトレーラーや一般車両が乗り込んだ最後に二輪車が案内されました。

そして乗船後は船内の大浴場で汗を流し、深夜営業している売店でうどんをいただきました。

今回はゆっくり休みたかったのでシングル個室を利用

船内の売店はうどんを提供するために25時30分〜26時30分に開きます。頼んだのは「さぬきレモンペペロンうどん」

25時出港の船内でうどんを売ってる……勘の良い方はお気づきかもしれませんが、この船は 香川県 うどん県の管理下にあります。

夜食にしてはパンチのある1杯となったものの、「さぬきレモンペペロンうどん」はオリーブ、レモン、唐辛子と小豆島の名物が大集合していて大変おいしかったです。

また手ぬぐいを買っちゃった(笑)

26時ごろに明石海峡大橋を通過。翌日もあるのでそろそろ寝ましょう

船室に戻ろうとした瞬間、足元を見ると曳き波が光りました。夜光虫です

フェリーというのは何度乗ってもついついはしゃいでしまいます。

お風呂にうどん、お土産の購入、橋の通過……と楽しんでいたら深夜2時を回っていました。

あと5時間半後には小豆島に着いてまたバイクで走らないといけないのでそろそろ寝ましょう。

エンジン音に包まれて就寝したと思いきや5時過ぎに高松港に着岸。船内放送で起こされました

神戸港を1時に出港する深夜便のフェリーは、一度、小豆島を通り過ぎて5時過ぎに高松港に入港します。

その際、船内には陽気な音楽が流れて着岸を知らせてくれますので、おかげさまで高松港の様子を見ることができました。

もちろん睡眠不足なのでその後すぐに二度寝へ――。

小豆島を横断

小豆島のすぐ近くまでやってきました。そろそろ準備しますか

朝7時前に再び起床。室内で着替えていると船員さんがドアをノックして起こしにきてくれました。

甲板に出てみるとすぐ近くに小豆島が見えるじゃないですか。

そして天候は予報通りの雨。レインウエアを着込んで発艦に備えます。

いざ出陣。寝不足なんで気をつけて走ります

小豆島の南東部にある坂手港に到着しました。ここから北東部にある土庄港を目指します

空は明るいんだけどなぁ!バッチバチに降ってくるじゃん!!!

ジャンボフェリーは定刻の7時30分に坂手港へと到着しました。

ここから島を横断するように20kmほど走って岡山行きのフェリーが出る土庄港を目指します。

ちなみに岡山行きのフェリーの出港時刻は8時40分。乗船はその10分前に始まりますし、それまでに切符を買う時間を考えると港には8時20分までには着きたいですね。

普段は30分ほどの道のりなのですが、ちょうど出勤時間帯。本降りの雨の中を渋滞しながらダラダラと走ってなんとか8時18分に土庄港に到着しました。

土庄港に到着。あぶなかったぁ〜

平日なんで利用者は少なめ。きっと朝イチの便はもう少し混んでるはずです

新岡山港に上陸。雨男らしい凱旋です(笑)。あとは自宅を目指すだけだけど慣れ親しんだ道ほど要注意なので気を抜かずに走りました

総走行距離は4日間で約950km

砂浜も走ったし、フェリーにも乗ったので帰宅後はしっかりと洗車しました

こうして3泊4日にわたるSSTR 2026への挑戦は無事故無違反で無事に終わりました。ちゃんと計画通り完走できて何よりです。

そして3泊4日を地図にまとめてみると以下のような感じに。

それぞれの日程での走行距離をODOメーターで集計すると……

区間 距離
1日目 岡山 → 西宮 157km
2日目
(SSTR)
西宮 → 羽咋 → 金沢 407km
3日目 金沢 → 神戸 349km
4日目 小豆島 → 岡山 35km
―― 総走行距離 947km

合計で947kmでした。

もう原付で出かける距離じゃありませんでしたね(笑)。

とはいえ、とても充実した4日間が過ごせて、現地でも一体感に包まれて楽しかったです。

でも、もし次にSSTRにチャレンジするなら高速道路が走れるバイクにしたいですね(笑)。

それじゃあ、また。


SSTR2026の当日の様子はこちらから↓

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撮 影:2025年5月 in After SSTR
カメラ:GoPro HERO11 Black, Apple iPhone 15 Pro Max, FUJIFILM X100V