「みちのくあじさい園」で日本一の紫陽花を楽しんだ日の午後は幽玄洞などを巡りました。
石と賢治のミュージアム
まず訪れたのは、あじさい園から自動車で約10分の距離にある「石と賢治のミュージアム」。
JR大船渡線の陸中松川駅に隣接する位置にある小さな展示施設でしたが、ここは宮沢賢治が勤めた東北砕石工場の跡地とのこと。
ここでの経験や病との戦いが『グスコーブドリの伝記』や『雨ニモマケズ』といった作品の形で僕たちに伝わっていると思うと、急に100年も前に生きた人物が身近に感じられてくるので不思議なものです。
幽玄洞
石と賢治のミュージアム内で観たVTRで紹介されていた鍾乳洞に興味を持ち、その足でやってきたのが「幽玄洞」。
約3億5千万年前の地層や露出した化石を間近でみられるスポットだそうです。
せまいぞ。閉じ込められそう?こわいこわい。
大人ひとりがやっと通れるような隙間を進んでいきますが、全体的な閉塞感やじめじめとした雰囲気が探検気分……否、「出られなくなったらどうしよう?」という恐怖をあおります。
幽玄洞を出てくると目の前には唐梅舘山の巨大な一枚岩がそびえたっており、ここでも大地のパワーを実感しました。
実のところ、この日の午後はノープランの行き当たりばったりの行動でしたが、予想だにしない発見があって楽しかったです。
なんでもインターネットで調べられる時代ですが、予備知識なしで飛び込むかたちの旅行も楽しいですね。
またどこかお出かけしたいなあ。
それじゃあ、また。
カメラ:FUJIFILM X100V