映画「タイムライン」
あらすじ
14世期の遺跡を発掘中、現代のメガネのレンズと「Help me」と書かれた羊皮紙が発見される。
その筆跡は行方不明の発掘のリーダー、エドワード・ジョンストン教授のものだった。だが、どうやって彼は650年前に手紙を書き残したのか?
チームの考古学者たちが教授の足取りを追うと、発掘プロジェクトのスポンサー企業が秘密裏に時空のワームホールを通れる装置を開発していたことを突き止めた。
そして、考古学者と企業の傭兵たちは教授を救出するため、イギリスとフランスが続ける百年戦争の真っ只中に飛び込んでいく。
果たして、彼らは無事に現代に帰還できるのだろうか……?
レビュー
評点:★★★★☆
アメリカで150万部を超えるベストセラーとなった原作小説は「ジュラシックパーク」シリーズで有名なマイケル・クライトンによるもの。
特に中世の戦争を描いた映像は迫力満点。投石機と弓矢で撃ち合うシーンは、かなり気合を入れて撮影されたことが伝わってきます。
さて、これはタイムトラベルものですが主人公たちは躊躇なく歴史改変しちゃいますし、そのほかツッコミ出したらキリがありません。
どちらかというと、頭を空っぽにして、その場のハラハラやドキドキに一喜一憂するタイプのストーリーです。
でも、ちゃんとラストは丸く収まっていますし、伏線の回収とかもされているので安心してください。
てか、「現代人なら知識で余裕で勝てるやろww」と思いきや、よく考えたら私たちの多くは“誰かの発明品”を使って未来人の気分になってるだけなんですよね。
そんな便利道具を持たずに騎士や弓兵がガチンコバトルしてる時代に放り出されたら、そりゃ、なす術なく一瞬でグサァ!とヤられちゃいますわ。
タイムトラベルなんて迂闊にするもんじゃありませんね。
この作品レビューはシリーズ化するか分かりませんが、今日はとりあえずこのへんで……。
ではでは。