昨日の雨が嘘のように晴れ渡った大会2日目。
今日も元気よくスポーツランドSUGOで2020 MFJ全日本ロードレース選手権を観戦してきました。
すでにニュース等でご存知の方も多いと思いますが、残念ながらST1000クラスで死亡事故が発生してしまいました。
実際、観戦しながらST1000クラスは転倒が多いと感じていました(他のクラスでも転倒は見受けられましたけど)。
昨日の予選はウェットコンディションだったので『こんなものか』と思っていましたが、今日は周回を重ねるにつれ転倒が目立つようになり、最終的には13周目で赤旗中断するまでに出走21台中6台がリタイアする状況。
これから事故発生時の状況や要因が解析されていくはずですが、マシン側に問題があったのか、それとも不幸なアクシデントだったのか……。
この事故について、その場で目撃したわけでもなく、技術的なことはまったく知らない僕はあまり深いことを論じることはできません。
しかし、普段はモータースポーツの“モ”の字も出さない大手メディアが、こうした事故があるときだけ飛んできて報じるのはどうなのかと。
昨日のF1でホンダPUを搭載したレッドブル・ホンダのフェスルタッペン選手が今季初優勝を飾ったことはどれだけ報道されましたか?
ちなみに今日のSUGOの事故はNHKが夕方のニュースでヘリコプターでサーキットを空撮してまで報道されましたけど……。
日本国内には世界に名だたる自動車やバイクのメーカーが数多くあり、モータースポーツの世界でも活躍しているというのに、あまりにも知られてなさすぎる。
きっと亡くなった選手も自分の事故でバイクレースが広く知られるなるなんて望んでいないはずです。
そりゃ、あれだけのスピードで競い合ってるんですもの、事故は起こりますし、不幸にも命を落とす選手もいます。
でも、そういった事故が起きるのは柔道とかサッカーとか他のスポーツでも同じでしょ?
そもそも暴走行為とモータースポーツの区別がイマイチついてない人も少なからずいて、『サーキットは無法地帯じゃねーよ』なんて思ってしまう今日このごろ。
モータースポーツにはリスクだけじゃなくて、人間生来の能力を大幅に超えたスピードで頂点を目指すエキサイトメントや、限界を超えるための技術開発が市販車にフィードバックされてる事実が一緒に存在していることが広く知られて欲しいと願うばかりです。
はぁ、日中の屋外観戦で熱中症寸前まで火照った体が余計にアツくなってきたので、今日はこのへんで。
ではでは。