かつて捕鯨基地として栄えた鮎川港に陸上展示されているのが「第十六利丸」です。
ここ鮎川地区は2011年の東日本大震災では8.6メートルの津波に襲われました。一帯が壊滅的な被害を受けたにもかかわらず、当時から陸上にあった「第十六利丸」は衝撃を耐え抜いて地元の復興のシンボルとして今もその勇姿を伝えています。
こうして周辺の和船と比べてみても、全長約68メートルの船体がいかに大きいかがわかります。現役当時はここから南極海まで航行し、鯨と荒波を相手に操業していたそうです。
それじゃあ、また。
撮 影:2024年4月 in 鮎川漁港(宮城県石巻市)
カメラ:SONY α7C II
レンズ:SONY FE 20-70mm F4 G