大将がゆく

写真を撮ったり、イラストを描いたり……日本一周の旅をした主夫の日記帳

東北「道の駅」スタンプラリー 第14回|福島・会津 前編

14回目の遠征では福島県の会津地方でスタンプを集めてきました。

そしてついにお泊まりとなりましたので、まずは1日目の模様をお届けいたします。

計画的に行こう

ターゲットは17ヶ所。さすがに行き当たりばったりでは難しいので、ちゃんと計画的にまわらないと…

前回の遠征で宮城県に続いて山形県内の道の駅を踏破しました。

なのでこの勢いで24年中に福島県も全部まわって宮城、山形、福島の南東北3県を片付けてしまうことにしました。

しかも1泊なら宿泊OKと家庭内稟議も通ったので、距離的に日帰りでの攻略が難しかった福島県の会津地方に行くことに。

どうしても高速道路を使いたい遠征ですが平日だったので高速道路の乗り放題プラン「東北観光フリーパス」も登録して準備万端!

Googleマップを眺めてざっくりと計画を立ててから出発しました。

1日目は現地までの移動時間を考え、仙台に近い会津若松周辺を回るつもりでした

でもなぁ、こういうとき一番信用してはいけないのが自分自身。

念のために東北自動車道のサービスエリアで休憩したときに確認してみると……やっぱり定休日でしたわ。あぶねー。計画変更です。

まさか北端と南端で入れ違いに定休日でした。よかった、自分を疑って。なんか悲しいけど

南会津を目指す

これが前半戦、南会津地方のルートとなります

スタートに立つ前に計画が大幅変更となったし、立ち寄れる道の駅も1つ減りましたが何とかなるでしょう。

東北自動車道を郡山南ICで降り、一般道をクネクネと走って最短ルートで道の駅「羽鳥湖高原」を目指しました。

道を間違えてないか不安になるくらい細いトンネルを抜けていきます

道の駅「羽鳥湖高原」。別荘地にありますが、冬季の平日ともなると閑散としています

羽鳥湖高原からの下山中。もう完全に雪道です。今回はハードな旅程になりそうです

南会津方面は那須、日光、尾瀬といった国立公園の北側に位置し、国道沿いに道の駅が点在しています。

ある程度は覚悟していたものの、ちょっと脇道に入るだけで早速雪道の洗礼を浴びることになりました。

道の駅「しもごう」。ここでお昼ご飯にしました

会津地鶏の親子丼。卵は濃厚、鶏肉はジューシーで最高の1杯でした

山間部を抜けて

雪は積もっているものの主要な国道はさすがに除雪が行き届いていて、走りやすくて快走が続きます。

道の駅「しもごう」を出たあとは国道289号線 → 国道121号線 → 国道352号線とハシゴしながらひたすら西進し続けました。

道の駅「たじま」

道の駅「番屋」。火曜と木曜と平日は2日休みなのに、たまたま水曜日に訪れられてラッキーでした

「番屋」のスタンプ。このイラストの場所に行ってみましょう

途中、猿の群れが道路を占拠していました。さすがにどいてくれましたけど

そして道の駅「番屋」のスタンプにもある前沢曲家集落という茅葺き屋根が建ち並ぶ集落が少し先にあったので、休憩を兼ねて少しだけクルマを止めました。

まるで昔ばなしに出てきそうな原風景でした

茅葺き屋根の建物を背景に愛車も撮っておきましょう

福島県の最深部に到達

福島県の道の駅のなかでもっとも距離があって到達困難だったのが道の駅「尾瀬檜枝岐」。その名の通りもうここは尾瀬国立公園なんですよ。

観光案内所に道の駅「尾瀬檜枝岐」があります

尾瀬までやってきました。いつか湿原をトレッキングしたいです

このスタンプを押すためにどれだけガソリンを燃やしたんだろう?(笑)

道の駅の目の前は尾瀬檜枝岐温泉スキー場。けっこう斜度がキツそうです

温泉に入るため北上

尾瀬檜枝岐に到着したのは15時半をまわった頃。

この日の計画ではまだ2ヶ所を残していますが、調べてみると次の「きらら289」は19時まで、その先の「からむし織の里しょうわ」は24時間捺印可能とのこと。

だいぶ余裕が出てきましたし、「きらら289」には温泉施設があるのでゆっくりとしていくことに。

道の駅「きらら289」。289号線沿いにあります。ナトリウム系の泉質でポカポカになりました

お風呂上がりにはこういうのが欠かせません。この飲むヨーグルトは初めて見ました

そして撤退……

最短ルートが冬季閉鎖なので、迂回ルートで次を目指します

さて完全に真っ暗となって雪も降ってきましたが、最後の道の駅「からむし織の里しょうわ」を目指して今日を終えましょう。

ただ「きらら289」から昭和村までの最短ルートである国道401号線は冬季は閉鎖。

しかたないので遠回りですが南会津町まで東進し、国道400号線を使うことにしました。

……え?遭難しそうなんですけど

国道400号線に入ってしばらくすると道がどんどん狭くなり、次第に離合困難で急カーブが連続する山道になってきました。

そしてどんどんと雪が強まってきて視界も悪くなり、新雪に覆われたつづら折りを登ろうとするとタイヤが空転し始めます。

ふと冷静になると周囲には街灯もなく、ずっと対向車も後続車も見かけず、携帯の電波も通じないし、ラジオも受信できないような山の中で雪に埋もれそうな状況です。

そしてクルマを停めてツーリングマップルを開けばこの先はさらにキツいカーブが連続し、標高もどんどん上ることに……。

このまま無理に進んでも遭難すると判断。まだ自走できるうちに退避帯を使ってUターンして引き返すことにしました。

UターンするときにGoProを車外に置いて自撮りするくらいの精神的余裕はありました(笑)

正直、ここまでの降雪は想定していませんでした。

国道だから夜間でも通れる状態になっているかと思っていましたが、ちょっとこれはFFのコンパクトカーでは無理です。

教訓

  1. 出発前に地図を確認しよう
  2. 冬のつづら折りは要注意
  3. 3桁国道は信頼しない

「いや、チェーンとかスコップを持っておけよ」というのは自分でも思いました。

でも仙台の中心部で暮らしてるとFF車にスタッドレスで充分なんですよね。これで対応できない日はクルマを出さないってことにしてるんで。

会津若松で締めのラーメン

なんとか危機を脱出してからは宿泊地である会津若松まで戻ってきました。

そしてまだ晩ご飯を食べてなかったので、JR会津若松駅の近くで喜多方ラーメンをいただきました。

喜多方ラーメン来夢にて夕食

チャーシュー麺。半熟卵もつけました。だって旅先だから

お腹が満たされてから宿を探そうとしたのですが、ホテルはどこもお高いんですね。ビジホでも1万5千円が相場で、びっくりしました。

結局、マンガ喫茶で寝ることにしたのですけど、ついついマンガを読み始めちゃって夜更かししてしまいました。

次回予告:2日目

翌日も会津地方で頑張りました

思わぬ悪路に阻まれて立ち寄ることができなかった「からむし織の里しょうわ」。ここのスタンプを回収しないと会津を去れません。

2日目は8の字を書くようなパワー系ルートでスタンプを集めて回りましたが、そのお話はまた後ほど。

それじゃあ、また。

撮 影:2025年12月 in 福島県・南会津
カメラ:SONY α7C II, Apple iPhone13, GoPro HERO11 Black
レンズ:SONY FE 20-70mm F4 G