
以前から気になっていた富士フイルムのINSTAX Palを手に入れました。
手のひらサイズのチェキ

INSTAX Palは富士フイルムが展開するインスタントカメラ、チェキシリーズに属するデジタルカメラです。
もともと気になっていたカメラで、発売当初の価格は1.7万円。「さすがにトイカメラにそこまでは出せねーや」と思っていたら、1.28万円まで値下がってました。
ヨドバシの店頭調べですけど、イマドキのトイカメラって1万円弱するんですよ。
どうせそのくらいの金額を出すなら、もうちょっと頑張ってスマホ連携ができる富士フイルム製を選ぶのが“賢いお買い物”だと思いませんか?
ともかく作例
「で、このオモチャで何が撮れんのよ?」と興味があるかと思われますので、まずは作例を何枚かどうぞ。
いかがですか?2000年代のコンデジを彷彿させる味わいのある写りをしていると感じています。
撮影フォーマットはINSTAXのフィルムと同じ規格でmini(縦長)、SQUARE(正方形)、WIDE(横長)の3種類から選べますし、撮影後に変更することも可能です。
そしてINSTAX Palで撮影した画像データは専用アプリと接続した直後に自動的に取り込まれます。
取り込んだ画像はアプリ内のビューワーで一覧できるほか、白いフレーム付きのPNG形式でスマホ本体のカメラロール等に保存することもできます。
もちろん撮影した写真はスマホに保存するだけでなく、対応するINSTAXブランドのプリンターで素早く印刷して楽しむことも可能です。
ただ僕はプリンターは持っていませんので、もっぱらアプリを介して使うことになると思います。
本体はシンプル



本体は最低限のパーツしかついてないスパルタンな仕様。ユーザーが操作できる箇所は電源ボタンとシャッターボタンだけです。
レンズ周辺にはスピーカーとフラッシュが付いています。フラッシュはサイズを考えればかなり優秀で、しっかりと発光します。

本体のほかに指掛けリングが付属しています。
これは持ち歩き時に役立つだけでなく、簡易なファインダーや三脚としての機能を有していますが……あまり期待はしないほうがいいです。
一応、本体底面には三脚穴が空いてますので、ちゃんと据え置きたいときにはミニ三脚を別途用意するのがベターでしょう。


ていうか、可愛くないですか!?
丸っこくて握りやすいシェイプはもちろんなんですけど、背面下部のストラップホールが短い尻尾みたいでキュートです。
この造形を見て「いとうつくし……///」とビビッときちゃって、ついついピンクを選びました。だって可愛いから。
僕はもうアラサーからアラフォーになりかけてるオジサンですけど、べっ、別に可愛いアイテムを買ってもいいじゃんか!タヨーセーの時代だぞっ!!

専用アプリが必須

この INSTAX Palはスマホとの連携が必要なカメラです。
専用アプリ(Ver. 1.2.0)を介して制御するのですが、その主な機能は以下のとおり。
- 画像保存
- リモート撮影
- 本体設定の変更
中央:自分のPalには名前をつけることもできるし、親密度も上げられます
右:リモート撮影画面。何が写っているか分かれば低解像度でいいんです
肝心の撮影データの転送はだいたい1枚あたり15〜20秒かかります。
Bluetoothによる接続なのでサクサクとした通信は難しいのでしょう。
またシャッターを押した際の音もデフォルトから自分で録音したものに変更できます。
ただアプリ内では「シャッターサウンド」と表記されてるこの項目、YouTubeでは別のカメラの音を録音している様子も見かけましたが、実際にはシャッター音とは違うので要注意。
というのも、シャッターボタンを押した時の動作の流れが
- シャッターサウンド再生
- 「カシャ!」音再生(変更不可)
- 写真が撮れる
というものだからです。
なので本来は「はい、チーズ!」みたいな音声を吹き込むことが想定されていると思われます。
なお英語版ではより正確に「pre-shutter sound」と表現されていますので、なぜ日本語版でそのまま「プレシャッターサウンド」とか「シャッター予告音」と訳さなかったのかが不思議です。
本当はもう少し高画質
このINSTAX Palはデジタルカメラとして評価すれば画質は悪いです。
そもそもの解像度が粗くてノイズも盛大に発生するほか、ダイナミックレンジも狭くて白飛びや黒潰れは日常茶飯事です。
しかし設定次第ではもう少し高画質な画像を取り込むことができます。
その設定は……
- micro SDカードを挿入する
- 設定で「カメラ内画像自動削除」をOFFにする
という2つの条件を満たす必要があります。
そして取り込みの手順は専用アプリでは「メニュー」 → 「設定」 → 「本体動作設定」 → 「メディア制御」 → 「SDカード」とそれなりに深い階層を辿ることになります。

このように手順が煩雑ですし案内も少ないので、スマホへ元データを取り出すことはあまり想定されていないものと思われます。
もしかするとパソコンにカードを直接差し込めばもう少し手軽なのかもしれません。
しかし僕の場合はシリコンカバーの脱着が面倒なので、ダラダラとアプリでやってます。
今を遊ぶカメラ

正直な感想を書けば、このカメラは売れないでしょうね(笑)。なので後継機種にもあまり期待してません。
デジカメである以上はスマホとの競合が避けきれませんし、そういったライバルとは画質も利便性もボロ負けです。
もしインスタントフィルムに印刷したいのであれば、PalにこだわらずともINSTAXシリーズにはたくさんの選択肢がありますし、撮影 → 印刷という体験はプリンター内蔵型のほうが優れていると感じます。

また「INSTAX Palで遊べる時間は限られている」とも言えます。
だってこのカメラが使えるのは内蔵バッテリーを含めて製品が機能して、なおかつ専用アプリがサポートされている間だけですもの。
充電池は消耗品ですし、スマホのアプリだってOSの対応とかで永続的に使えるわけじゃないですからね。
写真って瞬間を永遠に残すものなのに、逆にカメラ自体の寿命を意識してしまう矛盾。なんとも深いカメラです。
つまるところ、もうお迎えしてしまった僕にできるのはINSTAX Palをできる限り連れ出して、なるべく数多くの景色を見せてやるってこと。
なんでちょっとした買い物でも一緒に出かけようと思ってます。
それじゃあ、また。
撮 影:2025年1月 in いろいろ
カメラ:FUJIFILM INSTAX Pal, SONY α7C II(本体の外観画像など)




