大将がゆく

写真を撮ったり、イラストを描いたり……日本一周の旅をした主夫の日記帳

ふらっと平泉へ Vol.2|毘沙門様にお呼ばれして(岩手県平泉町)

約5年ぶりに訪れた中尊寺をあとにして向かったのは達谷窟 毘沙門堂でした。

昼食の蕎麦定食をもぐもぐしながらスマホで見つけた達谷窟。

中尊寺からクルマで10分ほどの距離にありましたが、まったく予備知識なしにやってきました。

豪華な造りをした貳之鳥居

辯天堂と岩肌に食い込むように建てられた毘沙門堂

現地の案内板で知ったのですが、ここは延暦20年(801年)に征夷大将軍 坂上田村麻呂が創建したと伝えられる由緒正しきお堂とのこと。

聖域とされる境内に入ると毘沙門堂ではじまった勤行の声が聞こえてきて、この土地のパワーがじわじわと湧き出てくるような不思議な感覚を味わいました。

勤行を終えた住職が鳥居を抜けて戻っていきます

昭和21年に毘沙門堂を焼いた火事にて半分を焼かれながらも不動堂などを守り抜いた奉行坊杉。そのときの傷跡が残っています

手前は樹齢500年とされる大オッコウの木(東北の方言でイチイの意)。奥に見えるのはお薬師様を祀った金堂

参拝しているうちに斜陽が差し込んできて、毘沙門堂が綺麗に照らされました。あんなに朝から曇っていたのに。

なんだか大歓迎されているようです。きっとこの日は毘沙門様にお呼ばれして僕は平泉まで来たんだなと妙に納得です。

嬉しくなった勢いで交通安全ステッカーを買って帰ってきました。

ステッカーと寺務所。壱之鳥居が見切れてますね

たまに外出先で「あ、ここの土地に歓迎されてるな」という感覚を受けることがあります。このときは達谷窟がそうでした。

さて、もうだいぶ日が傾いてきましたが最後に厳美渓を目指して再びクルマを走らせましたが、その様子はまたあとで。

それじゃあ、また。

www.taishogoes.com

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撮 影:2023年12月 in 達谷窟 毘沙門堂(岩手県平泉町)
カメラ:SONY α7C II
レンズ:SONY FE 20-70mm F4 G