大将がゆく

写真を撮ったり、イラストを描いたり……日本一周の旅をした主夫の日記帳

東北「道の駅」スタンプラリー 第15回|福島・中通り南部 編

かれこれ5ヶ月ぶりに道の駅スタンプラリーを再開し、15回目となる遠征をしてきました。

いろいろあったんです

目指すは福島県南部です

前回、第14回 遠征が24年12月でしたので、だいぶ時間が空いてしまいました。

ちなみにここまで86ヶ所の道の駅を巡り、ついに宮城、山形、福島の3県からなる南東北地方の道の駅は残すところ福島県南部の5ヶ所のみ。

昨年末、年を越す前にここを攻略しようとクルマを出しましたが……

自宅を出て10分後、仙台市内で追突されました

事故りました。

交差点で後続車がほぼノーブレーキで追突。相手方の前方不注意で争いの余地なく0:10の無過失事故でしたが、購入から1ヶ月しか経ってないクルマが廃車の危機に。

何とか修理対応になって板金のほかリアのバンパーからゲートなどをまるっと新品に交換する大修理を経て復活させました。

無論、搭乗者も無傷で済むわけがなく、僕は持病の腰痛が再発して3ヶ月ほど整形外科に通う羽目になりました。同乗していた妻が比較的軽症だったのが幸いです。

そして通院が終わったあともちょっとしたことで腰が痛くなるので、長時間連続で同じ姿勢で座り続けるのが難しくなってしまったんです。

そもそも昨冬は降雪量がおおくてFFの我が家のクルマでは無理して山間の下道を走りたくなかったというのもあります。

そんなこんなで前回から5ヶ月もブランクが生じてしまったワケ。

単発で2月には24年11月にオープンした道の駅「東松島」を訪問。スタンプブックに押印欄がありませんがゲットしてきました

少しでもコスト低減

第15回のコースはこちら。ぐるっと輪を描くようなルートでまわりました

さて最初に目指したのは道の駅「はなわ」。

ここは東北地方全体でも最南端に位置しています。自宅がある宮城県仙台市からの距離は約190km。

なので営業時間内に回ることを目指すために必然的に高速道路を使うわけですが、平日の催行に際して何がなんでも費用を抑えたくて強引にETCの深夜割引を使うことに。

濃霧に包まれる菅生PA。すでに空は薄明るくなっていますが、深夜割引の権利を得てから仮眠します

自宅を出発したのは深夜3時すぎ。早朝4時までにETCゲートを通過して深夜割引の権利を得ることに成功しました。

そして眠気を感じたので最初に通過する菅生PAの駐車場にて車中泊で仮眠を取ります。

これで1,100円くらい浮かせられたはず……なんか早起きの労力と車中泊の身体負荷を考えるとコスパ悪いですね。

阿武隈の自然に囲まれて

道の駅「はなわ」。特徴的な三角屋根が目印です

5ヶ月ぶりの押印。スタンプの押し方を忘れてないか心配してました(嘘)

3時間ほど車中で仮眠をとったあと、そのまま一気に南下し続けて道の駅「はなわ」へ到着。

本当は開館にあわせて来たかったのですが寝過ぎて1時間遅刻しました。そのせいで今日は少し早足で巡ることになりそうです。

とはいえ、せっかくなので途中で観光しながらスタンプを集めていきます。

次の道の駅を目指す途中、江竜田の滝へ立ち寄りました

道の駅「ふるどの」。この日の2ヶ所目です

昼食は平田ドライブインにて

平田ドライブインの名物、ジンギスカン定食。ラム肉とニンニクが効いた濃いめの甘辛ダレ、そして白米が最高にマッチ!

あぶくま高原道路で白河方面へ戻ろう

ジンギスカン定食でしっかり栄養補給をしてから3ヶ所目の道の駅「ひらた」に到着。

平田村は激辛唐辛子ハバネロの生産に力を入れていて「日本一辛い村」を名乗っています。

俳優の藤原竜也さんが悶絶する様子が一時期プチバズっていたハバネロソフトクリームが売っていましたが、運転中に体調が悪くなるのが怖くて控えました。

そのかわりに別の名物を見にいこうと思います。

道の駅「ひらた」

道の駅からクルマで5分ほどの距離にある「ジュピアランドひらた」の芝桜

見頃をとうに過ぎていましたが、きっと満開だとすごい光景なんだろうなぁ

ハバネロを避けて芝桜とは……もう若くはないのでムチャはしないとはいえ、少し可愛過ぎないか?と自分でも思いつつ次を目指します。

ついに南東北地方で最後のスタンプ

平田村からは自動車専用道のあぶくま高原道路が使えますので、白河方面へ楽チンに移動できました。

無料の高速道路、最高ゥ!

道の駅「たまかわ」。福島空港のすぐ近くに位置しています

道の駅「季の里 天栄」。今回の最後の道の駅です

92個目のスタンプをゲット。これにて南東北編、終了です

天栄長ねぎソフトで祝杯をあげました。長ネギのパウダーがかかっていますが、バニラアイスが強過ぎてネギの風味は控えめに感じました

特撮の聖地へ

無事に第15回遠征で目的としていた5ヶ所のスタンプは集め終わりました。

でも真なる最終目的地を目指し、天栄村から北上して須賀川市へ。

須賀川は特撮の神様、円谷英二の出生地であることからウルトラマンをはじめとした特撮作品に関する施設が点在しています。

本当はゆっくり時間をかけて個別に観光したいのですが、この日は1ヶ所だけ訪れました。

「須賀川特撮アーカイブセンター」にやってきました。撮影に用いた模型などを保管&公開しています

シンウルトラマンとシン仮面ライダー

収蔵庫。思わず「うぁ〜」と声が漏れてしまいました

ビーファイターじゃん!リアタイ視聴して、おねだりしてダイクマでオモチャを買ってもらったなぁ

2階にはミニチュアセットが。スマホ画質でもこの臨場感です

まるで男児の夢がそのまま保管されているような空間でした

……最高かよ。なんだよ、ここ。

しかも須賀川市の公共施設なので入館無料なんです。おかしいって。お金、払わせてください。

えぇ、ヲタク愛が高まって寄付金を入れてきましたわ。お土産も買ってきました。

今回のお土産たち

昨年末の当初の計画では妻も同行する予定でしたが、今回は平日に単独行動でスタンプを集めてきました。

このように楽しく遊び呆けてると「え?私、頑張って働いてるのに?」と妻が拗ねますので、お土産を買って関心を別の方向にもっていくが効果的です(笑)。

まずは道の駅「ひらた」で購入した砂糖パン。中にあんこが詰まった揚げドーナツですが、ガチガチになるまで表面が砂糖でコーティングされています。

欲望と背徳感を糖分とカロリーで包み込んだ一品で、ホットミルクとよく合いました。

地元民は「さとパン」と呼んでいるそうです

そして道の駅「季の里 天栄」では館内レストランでも提供されている「ミルクみそラーメン」を買ってきました。

美味しく調理して提供するまでがお土産です!

ベースは味噌ラーメンなのですが、確かにスープに乳製品のコクが感じられて味わい深い1杯でした。青森の味噌カレー牛乳ラーメンにも通じるものがあります。

あとこれは自分用。寄付のお礼の切り絵、アーカイブセンター特製の手拭い、無料配布のまっぷる特別編

ひと区切りかな?

あらためて第15回遠征のルート図。帰路は郡山南ICから東北道に乗りました

これにて宮城、山形、福島の南東北3県にある道の駅はすべて制覇することができました。

集めたスタンプ数は92個。「かなり回ったなぁ」という達成感と同時に「やっと半分。まだ3桁に届いてないなぁ」という疲労感に近い何かを感じています。

92ヶ所を巡って楽しい思い出を増やせたのは間違いないです

ただすでに14回遠征では宿泊を伴い、今回の15回目も前夜から動き出して最後の観光が閉館ギリギリになっていることを考えると、もう気軽にスタンプ集めできる範囲は終わっています。

なので昨年10月ごろに立案した「東北「道の駅」スタンプラリー 三段目標」のうち第2段階までの達成をもって、本プロジェクトは一旦区切ろうと思います。

東北「道の駅」スタンプラリー
三段目標

  1. 宮城県を制覇
    • 18ヶ所
  2. 南東北地域を制覇
    • 宮城、山形、福島(3県)
    • 76ヶ所+24年度に新規開業1ヶ所
  3. 東北全域を完全制覇
    • 青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島(6県)
    • 173ヶ所+24年度に開業2ヶ所

というか東北地方が広すぎるんです。

とくに北東北の3県は都道府県の面積ランキング上位(岩手県2位、秋田県6位、青森県8位)ですし、残っている道の駅も84ヶ所と膨大ですからね*1

調べてみると交通の要衝である仙台を起点としても1泊どころでは到達できない場所もあり、もはや2週間くらいかけて車中泊の旅をしないとまわりきれそうにありません。

最後は言い訳みたいになってしまいましたが、たくさん運転して見知らぬ町を通り、その土地の空気に触れて、各地の景色を写真に収め、美味しいものを食べながら楽しく東北地方南部を見聞することができました。

旅の濃度でいえばバイクで日本一周したときとは段違いです。

あ、もちろん今後も近くに行ける機会があればスタンプブックを携えて未到の道の駅を攻略していくつもりです。

またそのときはブログ記事にしようと思います。

それじゃあ、また。

撮 影:2025年5月 in 福島県
カメラ:SONY α7C II, Apple iPhone13
レンズ:SONY FE 20-70mm F4 G

*1:南東北も福島県3位、山形県9位。要は東北6県のうち宮城県(16位)以外の5県が上位10位以内にランクインしている。地方ごとに面積を集計すると東北は6.7万㎢あり、次いで広い九州沖縄の4.4万㎢を突き放している