春の連休で磐梯を満喫した1泊2日の旅行も2日目になりました。この日はペンションのオーナーに勧められるがまま、雄国沼を目指して森の中を歩きました。
初夏の森を抜けて
ニッコウキスゲの名所として知られる雄国沼へ至るルートはいくつかありますが、今回は雄子沢から登る「雄国せせらぎ探勝路」で向かいました。
駐車場から緩やかな斜面を登り続けること約70分。急に空がひらけて雄国沼の湖畔に出ることができました。
そして途中の雄国沼休憩舎にて昼食としました。ここにはチップ制のトイレが備えてあるそうですが、内部には大量のカメムシが発生していて、ドアを開けることすら難しい状態でした。
雄国沼の木道を散策
雄国沼の湿地帯には最近になって完成したという木道が整備されています。
ひんやりとした風にあたりながら高地にぽっかりと出現する湖沼の横目にのんびりと歩くことができました。
シーズンになれば一面を埋め尽くすようにニッコウキスゲが咲くようですが、ご覧の通りまだ早すぎたようです。
でも、せせらぎの音に耳を澄ませながら、雄大な湖畔を散策できて大満足。今度は開花に合わせて訪れたいなぁ。
ちなみに雄国沼を紹介してくれたペンションのオーナーによると、例年、ゴールデンウィークは磐梯地域の森に生える木々は落葉していて、もっと寒々としているとのこと。
しかし昨シーズンが暖冬だったうえに急に暖かくなったからか、今年はもう若葉が芽吹いて、まるで初夏のようだと言っていました。もしかするとニッコウキスゲも通常とは違うタイミングで咲き始めるかもしれませんね。
幻の滝に虹がかかる
名残惜しいですが、この日のうちに仙台まで戻る予定になっていますので、雄国沼をあとにして裏磐梯エリアから離れる方向へとクルマを走らせました。
福島県を東西に横切る東北横断道路を目指すのに通ったのは磐梯山ゴールドライン。その道中、星野リゾート ネコマ マウンテンの敷地内にあるのが「幻の滝」です。せっかく通りかかったので駐車場から約200mを歩いて見に行くことに。
頑張って歩いてよかった
本当は2日目は五色沼やその周辺の短い探索路をいくつか歩いて終わりにする予定だったんです。
しかし、チェックアウト時にペンションのオーナーが「せっかくなら雄国沼にチャレンジしてほしい」と言ってくれたことがきっかけで、急遽、ルートを調査して往復10キロのトレッキングをしました。
ぶっちゃけ、最初からその予定なら前夜の3時過ぎに天体観測なんてしませんよ(笑)
そういう予定外の山行をしたので2日間の体力のペース配分を間違った感じがありましたが、やっぱり地元をよく知る人におすすめされたところを歩いて大正解でした。
帰り道は東北自動車道の帰省渋滞が心配でしたが、運よくスムーズなドライブとなって無事に帰宅できました。
ここ最近は山に登って写真を撮ることの魅力にハマりつつあります。なので今年は自然遊びをもっとしていくつもりです。
それじゃあ、また。
撮 影:2024年5月 in 雄国せせらぎ探勝路、雄国沼、磐梯山ゴールドライン(福島県北塩原村、磐梯町)
カメラ:SONY α7C II
レンズ:SONY FE 20-70mm F4 G