仙台では日に日に風が冷たくなり、冬の訪れを感じさせます。
すでに山の上では紅葉が終わりつつありますが、滑り込みセーフを狙って栗駒山に登ってきました。
この日のカメラ:FUJIFILM X100V
栗駒山へ
この日の天気予報は晴れ。仙台市内の自宅を朝5時に出発して東北自動車道を北進しました。
クネクネとワインディングを登り、いわかがみ平駐車場に到着したのは7時半ごろ。
ここまで朝日を浴びながらドライブしてきたのですが、栗駒山を見上げると真っ白な雲に覆われていました。
「やっぱり雨男は違うわぁ〜」
なんて妻にからかわれながら、気象レーダーアプリを確認すると回復傾向にあることがわかりました。
気温が上がるにつれて北風が弱まり、その後は晴れるだろうと予測。朝食をとってから8時ごろに出発です。
中央登山道を登る
いかんせん登山経験がゼロに等しい私たち夫婦。今回はもっとも難易度が低い中央登山道を往復するルートを選択しました。
片道2.9kmの中央登山道はほとんどが石畳で舗装されており、緊急時の避難経路としても用いられます。
登山道の入り口から1.5kmほどは低木に覆われて視界が悪いのですが、ルート後半になると急に視界が開けました。
「すごい……!」
すでに山頂付近では葉が散っていましたが、眼下に広がる山並みが深紅に染まるように紅葉しています。
これぞ“神の絨毯”とも形容される秋の栗駒山の絶景。
風に流されてくる千切れ雲で時おり視界が悪くなりますが、雄大な山頂の岩肌も見えます。
登頂したのは9時40分ごろ。休憩を考えれば標準的なペースで登ることができました。
山頂は冷たい風が吹き付けており、体感温度がぐっと下がります。
雲が流れてくるたびに真っ白になる視界の中、下山に備えておにぎりでカロリーを補給しました。
絶景めがけて下山
帰路は同じルートを引き返すだけなので、そこまで眺望の変化は期待できません。
しかし、登り道ではずっと背後にあったパノラマを眺めながら下ってゆくのは気分爽快でした。
ついつい足が止まってカメラを構えてしまいます。
結局、復路は90分ほどのゆっくりとしたペースで駐車場まで戻ってきました。
このとき時計は11時半過ぎを指していましたが、いわかがみ平駐車場はすでに満車。
ここでの長居は不要なので、ポンポンと登山靴を履き替えたら退散することにしました。
まだ続きます
さて、駐車場を出たのが12時前。このあとは栗駒山を回り込んで須川湖や寒湯番所跡をめぐりました。
さて、今日のこのへんで失礼いたします。ではでは。