大将がゆく

写真を撮ったり、イラストを描いたり……日本一周の旅をした主夫の日記帳

仙台〜羽田を結ぶ臨時フライトに乗る

f:id:taisho_goes:20210221195254j:plain

東北新幹線が不通に

f:id:taisho_goes:20210221195438j:plain
我が家では後々になって被害が発見されました

今月13日の深夜に発生した地震。仙台市内でも震度5強ほど揺れました。

火災などの大規模な被害は出ませんでしたが、JR東北新幹線は電柱と橋脚にダメージを受けて10日間ほどの運休に追い込まれます。

普段は東北新幹線「はやぶさ」で仙台駅〜東京駅間は約1.5時間。

しかし、それ以外の交通手段となると

  • JR常磐線 特急「ひたち」……4.5時間〜5.0時間
  • 東北自動車道(バス、自家用車)……約6.0時間

と移動するだけで半日が潰れてしまいます。

そこでANAとJALが東北各地と羽田空港を結ぶ臨時フライトを運行しました。

今回、どうしても都内で仕事があり、2月18日(木)と19日(金)に利用しました。

ANA1506便(2月18日)

f:id:taisho_goes:20210221195518j:plain
昨年9月よりも明らかに混んでいました

18日(木)15時40分に仙台空港を出発するフライトがANA1506便でした。

この日の仙台空港は駐車場には自動車が並び、出発ロビーでは多くの利用客が歩き回っていました。

f:id:taisho_goes:20210221195704j:plain
使用機材のエアバス A321neo

この日、ANA1506便は乗客がそろったため、定刻よりも5分早くボーディングブリッジを離れました。

乗客はビジネスマンが多いように感じられました。

仙台は被災直後で、東京は新型コロナで緊急事態宣言が発令中……

そんなタイミングで旅行客がいないのは当たり前ですね。

f:id:taisho_goes:20210221195739j:plain
真ん中の列には空席が見られました

快晴であったものの風が強く、時おり大きく機体が左右に揺さぶられます。

フライト時間は約1時間。

とはいえ、タキシングの時間も含まれているので、実際に飛んでいたのは40分程度でしょうか。

f:id:taisho_goes:20210221195953j:plain
グラッ!と揺れることが何度かありました

f:id:taisho_goes:20210221195821j:plain
羽田へのアプローチは都心上空を通る新ルートでした

離陸して高度が安定したと思えば、すぐに降下し始める非常に短い空の旅となりましたが、機内ではドリンクのサービスが行われました。

さすがフルサービスキャリアのANAです。

羽田空港は第2ターミナルの搭乗口67Aに到着。最寄りの到着口まで約650mほど歩きました。

ANA1507便(2月19日)

f:id:taisho_goes:20210221200207j:plain
大混雑の出発ロビー

帰路は翌日の18時30分に羽田空港を出発するANA1507便に搭乗しました。

少し早めに仕事を終えれば間に合い、仙台には19時半には着ける“いい時間”のフライトということもあり、ほぼ満席でした。

f:id:taisho_goes:20210221200234j:plain
感染防止のため座席位置で4グループに別れての搭乗案内でした

f:id:taisho_goes:20210221200330j:plain
往路便よりも乗客が多く、乗り込みに時間がかかりました

機材はエアバス A321ceo。各座席には画面がなく、非常に簡素なシートでした。

外は暗くて分からなかったのですが、往路便よりも内陸を飛んでいるような気がしました。

f:id:taisho_goes:20210221200451j:plain
京葉工業地帯を横目に上昇していきました

このフライトも実質的な飛行時間は40〜50分ほど。どうやら高度も2万フィート(約6000m)ほどまでしか上げていなかったようです。

それでも機内ドリンクのサービスがあり、ここではミネラルウォーターをいただいてきました。

そして仙台空港にはほぼ定刻通りの到着となりました。

f:id:taisho_goes:20210221200546j:plain
仙台空港で降機を待っている間に

f:id:taisho_goes:20210221200628j:plain
東京から帰ってくると、仙台の寒風が身に染みました

仙台〜東京の交通手段として空路はアリか?

f:id:taisho_goes:20210221200745j:plain
昨年4月に撮影@仙台空港臨空公園
(Canon EOS 7D Mark II + TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD)

今回、日頃は定期運行されていない仙台〜東京の都市間を結ぶフライトに登場する貴重な経験ができました。

では、もし定期便が設定されていても、東京まで飛行機を使うか?

う〜ん、おそらく僕は使わないですね。

f:id:taisho_goes:20210221201133j:plain
昨年4月に撮影@仙台空港臨空公園
(Canon EOS 7D Mark II + TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD)

臨時フライトの運賃は片道で約2万円と東北新幹線のほぼ倍額でした*1

所要時間は飛行機が30分ほど短いですが、仙台中心街から仙台空港まで自動車 or 電車で約30分かかります。

それに加えて保安検査や15分前までのチェックインなどの手間を考えたら、新幹線に分があるように思います。

f:id:taisho_goes:20210221201009j:plain
やはり新幹線は偉大でした
(Canon EOS 7D Mark II + TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD)

実際に仙台〜東京間のフライトに乗ってみて、日頃から定期運行されていない理由を身をもって知りました。

とりあえず東北新幹線は24日(水)に全線で運転再開の見込みだそうです。

一刻も早く平常通りに戻ることを祈るばかりです。

ではでは。

カメラ:FUJIFILM X100V
※キャプションに記載があるものをのぞく

*1:初掲出時は“ほぼ同額”と書いてましたが訂正します