6月19日(日)、スポーツランドSUGOで開催されたSuper Formula 第5戦を観戦してきました。
東北地方南部の梅雨入りが発表されてから4日が経った日曜日。梅雨前線の気配はいずこ、ジリジリと照り付ける太陽がまぶしい朝を迎えました。
フリー走行
10時10分から開始されたSuper Formula(SF)のフリー走行。
コーナー速度ではF1マシンを上回るともされるSFマシンが快音を響かせながらコースを疾走していきます。
前日の予選でポールポジションを獲得したのはTEAM MUGENの野尻選手。「ポールからの優勝ができない」というジンクスを打ち破れるかに注目が集まります。
ピットビューイング
決勝レースを前にピットビューイングが実施されました。
昨年は立ち止まらないように呼び掛けるアナウンスがされていましたが、今年は何も言われずのびのびと各チームのピットを見学することができました。
決勝レース
決勝レースを控え各マシンがグリッドに向かおうとするタイミングで急に空から大粒の雨が降ってきました。
ピットは大慌てでウェットタイヤを準備するなど大混乱。ドライバーも「雨が降っちゃうと作戦なんて関係ないですよね」とインタビューにこたえます。
前日の予選Q1はカモシカが表れて赤旗中断となったようですし、今年のSUGOでは大自然の姿を借りた“魔物”が容赦なく襲い掛かってくるようです。
ただ降られたのは10分にも及ばない短時間で、すぐに日差しが戻り路面はみるみるうちに乾いていきました。
結局はドライコンディションでレースがスタート。アウト側が有利とされるSUGOの第1コーナーで2番グリッドから飛び出したサッシャ・フェネストラズ選手が先頭を奪取するものの、コースアウトしたマシンが出てセーフティーカーが導入されます。
7周目にセーフティーカーがピットに戻りレース再開。
しかし、その直後にブレーキトラブルでメインストレート末端で松下選手(B-Max Racing Team)がクラッシュ。再度、セーフティーカー導入となります。
14周目に再びレースが再開されると、予定されていた53周の周回を待たずに残り40分でレース終了との宣言がなされます。
魔物に振り回される展開の中、ピットインのタイミングで各チームの戦略が分かれてきます。
終盤までステイアウト組がレースを引っ張りますが、最終的にはSC中にタイヤ交換を終えたフェネストラズ選手が初優勝。PPだった野尻選手は3位で表彰台を獲得したものの、ジンクスどおりの悔しい結果となったようです。
序盤で見通しがきかなくなるレース展開となりましたが、今年のSuper Formulaもかなり白熱した戦いでした。
さて、来週7月10日はスーパー耐久 第3戦がSUGOにやってきます。
今度は朝9時前から17時までの3時間レース×2本という長丁場。この酷暑の中、僕は屋外で1日中観戦できるのでしょうか?
熱中症対策の事前準備も大切ですけど、その前に参議院選挙の期日前投票を済ませないといけませんね。
それじゃあ、また。
カメラ:Canon EOS R6, Apple iPhone 13
レンズ:Canon RF50mm F1.8 STM, Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM