SAMSUNG SSD 870 EVOをストレージとして使うお話

写真や動画などを保管する外付けストレージとしてSAMSUNG SSD 870 EVOを購入しました。めっちゃ快適です。

RAIDストレージはよかったが……

これまでは3年ほど前に購入したWestern Ditital製のMy Book DuoというRAIDストレージを使っていました。

RAID1で構築しても4TBも使える大容量とデータ消失の危険性が減らせる安心感がありました。

しかし、いつからかスピンダウンが2〜3分おきに起こる事象に悩まされ続けることになります。

これによりMy Book Duo内に保存したファイルを直接編集していても頻繁にHDDが停止してしまい、そのたびに読み込むための十数秒の待機時間によって作業が中断してしまうのです。

Mac側の設定のみならずWD純正のユーティリティーソフトや他のアプリを試してみましたが、結局、解決方法を見つけるに至りませんでした。

ストレージの移行先として購入したのはSAMSUNG製の2.5インチSSD、870 EVOです。4TBモデルがヨドバシカメラの通販でだいたい3.5万円でした。一昔前を考えれば安くなったもんです。

これに加えて2.5インチ用のSSDケースとケーブルを別途購入してUSB 3.1 Gen 2の規格で接続できるようにしています。

当初はポータブルSSDを考えていたのですが、価格や発熱、耐久性などを考えたらSATA接続のSSDでも必要十分だろうという結論に至りました。

約10時間かけて2.7TBのファイルを新しいSSDに移し替えてから、AmorphousDiskMark を用いてベンチマークを計測しました。

SAMSUNG SSD 870 EVOは読み込み560MB/s、書き込み530MB/sを謳う商品ですが、自分の環境だと実測値で読み書きともにだいたい400MB/sが出ていました。

試しにこの環境でSSD内に保存された4K動画ファイルを使ってAdobe Premiere Proでプロキシを用いないで編集作業を行なってみました。

単純な動画ファイルの切り貼りだけなら今のところフリーズせずに快適に作業できています。

ちなみにモザイクを自動追従させようとしたら処理に時間がかかってしまいました。しかしそれはSSDによるものなのか、それともパソコン本体側の能力の問題なのかはわかりません。

でも、これまで悩まされていたスピンダウンによる“プチフリーズ”みたいなストレスから解放されて、とても気分良く使えています。

こんなんならもっと早くから買っておけばよかったです。

My Book Duoはまだ稼働できるので、バックアップ用途に格下げして手元に残してあります。1週間に1度くらいは接続してSSDと内容を同期させる予定です。

それじゃあ、また。