大将がゆく

写真を撮ったり、イラストを描いたり……日本一周の旅をした主夫の日記帳

安心 + 楽しい = 最高のクルマ —— スバル インプレッサSPORT 12,000km走行インプレッション

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愛車、スバル インプレッサSPORTが納車されて2年半。かれこれ12,000kmを走りました。

なのに、まだレビューしてなかったことに気づいたので、今日は愛車について書いてみようと思います。

いいところ

安全性能 ― 守ってくれるクルマ

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インプレッサSPORTを運転していて感じるのは、二重にも三重にも守られている安心感です。

予防安全ではアイサイトが常にドライビングをサポートしてくれますし、前後左右の視界も良好なのでストレスなく運転できています。

また、各国の試験でも証明されているように、衝突安全性能も高評価なのでどっしりと構えていられます。

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バック時も安心です

後退時支援機能もなかなかgoodです。Rレンジに入れると、自動的に車速を抑えてくれます。

さらにセンサーで後方の障害物を検知してくれて、近づきすぎると警告音と共に自動ブレーキが作動します。

たしかに維持コストや燃費を考えたら安くないクルマですが、安全はケチるわけにいきません。

せっかくなら頑丈で安全なクルマに身を委ねたいと思うのです。

アイサイト ― 長距離のドライブも安心

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安心感が桁違いです

今では当たり前となった自動ブレーキをはじめとする運転支援機能。やはり、あるのとないのとでは安心感が違います。

特にアイサイトのクルーズコントロールと車線中央維持、車間距離保持は大いに助かります。

一般道路では不確定要素が多すぎるので使いませんが、高速道路では効果絶大です。

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ボタンの多さは慣れるまで少し時間がかかりました

だって、ボタンを押して設定すれば、ドライバーはハンドルに手をかけ、ブレーキに足を乗せて万が一に備えているだけでOK。

昨夏の青森旅行も往復750kmほど走りましたが、旅先で遊べる体力を残して移動できました。

ですが、過信は禁物。

あくまで“支援”なので運転者が主体的に操作することが必要であることは言うまでもありません。

走行性能 ― 走るのが楽しい

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ワインディングを走るのが楽しいクルマです

インプレッサSPORTの2.0Lエンジンは十分すぎる加速性能があり、高速道路の走行帯を流すのはもちろん、追い越しも余裕です。

また、ハンドルを回せばイメージしたライン通りに曲がってくれます。

このように加速したいときに加速し、思い描いたとおりに旋回する乗り物って運転していると本当に楽しいんですよね。

近所のスーパーまで買い物に行くだけでも、ちょっとしたドライブ旅行にしてくれます。

デザイン ― チノパン的な親しみやすさ

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欧州デザインを彷彿させます

美的センスは人によって異なりますが、個人的にはこのモデルのルックスが非常に気に入っています。

スーツみたいに堅苦しくなく、ジーンズほど実用的じゃないけど、毎日履けるチノパン的な感じ。

内装についてはスバルは前々から弱いと言われていましたし、正直、現行レヴォーグあたりなんかはインパネ周りがノッペリしている印象です。

インプレッサでは中央から伸びる斜めの意匠が取り入れられて、ステッチ柄のアクセントとともに飽きのこないものとなっています。

カーボン調のパネルは賛否両論あるようですが、僕は気に入っています。

頑張ってほしいところ

維持費 ― 燃費が悪い

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ガソリン代は覚悟して買ったのですが、やはり安い方がいいに決まっています。

厳密な計算はしていませんけど、燃費は街乗りで12km/Lも走れば上出来です。

AWDだと思うと妥当な線ですけど、同じサイズのクルマと比較すると、ちょっと見劣りします。

日頃の買い物などで多用すると、さすがに燃費代が気になりますね。

排気音 ― ちょっと気をつかう音量

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水平対向エンジンのクルマに乗りたかったので、後悔はしてません

スバル車の魅力のひとつは、力強いボクサーエンジンの音だと思います。

かつてのモデルに比べればおとなしくなったようですが、やはり静かな住宅街だと少し目立ってしまいます。

特にエンジン始動直後は回転数が高くなるので、自宅から出るときは素早く走り出すようにしています。

これについては現代の自動車が静かになりすぎて、目立っている可能性も否定できませんけど。

UI ― ゴチャっとしてる

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情報過多に感じられます

UI(=ユーザーインターフェース)がもう少し洗練されていれば……と思うことがあります。

運転姿勢や視界など非常に考えられて設計されているはずですが、ちょっとディスプレイが多すぎるように感じます。

メーター中央、カーナビ、カーナビ上のマルチファンクションディスプレイと3枚も画面があるのですが、表示する情報が重複していることがあります。

特にマルチファンクションディスプレイは何を表示させたらいいのか未だわかっていません。

こうした画面の乱立は運転中に視線が迷う原因にもなりかねませんので、もう少し改善してほしいポイントです。

ビビリ音 —— いろいろなところから音が

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走行距離が1万kmを超えたあたりから車内で生じるビビリ音が気になるようになってきました。

納車24ヶ月目点検でアイサイト部分からの異音を対処してもらいました。

しかし、そのあとは運転席側Aピラー付近、カーナビ付近からのビビリ音がしています。

運転していても音源が特定できず、ディーラーに処置を依頼しようにも改善されるか懐疑的です。

どうやらGT7系のインプレッサやXVで同様の症状で悩むオーナーは少なくないようです。

まとめ:非常に満足度の高い一台

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また遠出したいなぁ

このインプレッサSPORT、まったく非の打ち所がない……とは言えませんが、非常に満足して乗っています。

もしお金と土地が無限にあっても、たぶん僕はこのクルマを買うでしょうね。

しかし、いろいろな支援機能が充実しすぎていて、なんかドライバーとして腕が衰えてしまいそうです。

だから、ちょっと遊びで楽しく乗れる(いい意味で)不便なクルマやバイクが欲しくなったりするんですよね。

ではでは。