大将がゆく

写真を撮ったり、イラストを描いたり……日本一周の旅をした主夫の日記帳

サーキットにおける流し撮りの設定など

毎年いつも春になるとモータースポーツの撮り方を忘れるので、今日は備忘録的に流し撮りの設定などを書き記しておこうと思います。

使用機材

2023年8月時点でサーキットには次のような撮影機材を持っていきます。

  • Canon EOS R6
  • Canon EOS 7D Mark II(予備)
  • Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
  • Canon RF50mm F1.8 STM

予備機としてEOS 7D Mark IIも持っていますが、やはりAF性能や携行性がR6に劣ってしまうので滅多に使わなくなりました。

ただ欲を出すと望遠端は400mmでは少し物足りないシーンが多く、特に被写体が小さい二輪レースだと600mmほどの焦点距離が欲しくなります。

50mmの単焦点はレース中というよりもピットウォークや展示ブースで使うために持ち歩いています。とても軽量なので重宝しています。

ピットウォーク中の1枚。50mmは中望遠的に使えるうえ、明るい単焦点レンズであればボケ味を活かして撮ることができます

カメラの設定

コースサイドで流し撮りを狙う場合は以下のようなセッティングでカメラを構えることが多いです。

項目 設定内容
モード マニュアル(M)
絞り値 f/5.6(望遠端解放)〜f/8
シャッタスピード 1/60秒〜1/400秒
ISO オート(100〜3,200)
ホワイトバランス 晴天
NDフィルター ND4(2段分)
手ぶれ補正 オフ

カメラのモードはマニュアルにして、主に絞り値とシャッタースピードをいじりながら撮ります。なおフェンス越しに撮るときには絞り値は解放で固定してしまいます。

露出はISOをオートにしてカメラまかせ。絞りとシャッタースピードだけ触るようにして絵作りに専念するようにしています。

撮影方法

ドリフト競技はSSを短く設定し、流し具合を控えめにして撮影することがおおいです

上記の表にあるとおり手ぶれ補正はオフにしています。というのもカメラを斜めに構えて流し撮りをすときには手ぶれ補正のモード2でもうまくいかないケースが多々あるからです。

また一脚も持っていますがあまり使いません。どうしても動きに制約が生まれる……そのために一脚はあるのですが、なかなか自分はうまく使いこなせません。

気になる機材の重量は望遠レンズとカメラ本体を合わせて約2.2kgあります。軽くはありませんが1日中ずっと手持ちで振り回しながら撮影することができる重さだと思います。

ピント位置は基本的に手前側にあるものを最優先としています。ただこればかりは角度や表現によってもまちまちなので明確なルールはありません。

AFのモードは言うまでもなくAF-C。ただ被写体検知を使うもののゾーンを絞ってある程度は意図する場所にピントが合うようにしています。このときヘッドライト、ゼッケン、ヘルメットなどを目標にすることがおおいです。

撮影後の現像

以前はAdobe Lightroomに取り込んでRAW現像していたのですが、今は撮って出しがおおいです。だって1日で3,000枚とか撮影すると……面倒なんですもん。

そのためここ数年は自作したピクチャースタイルを用いて色彩は現場で決めます。どうしてもトリミングしたいときはJPEGファイルをPhotoshopで切り抜く程度にしています。


時が過ぎるのは早いものでして、じつは地元のスポーツランドSUGOで観戦を予定しているレースは9月のSUPER GTを残すのみになりました。

今、こうやって書かいておかないと冬の間に撮り方を忘れちゃいますからね。あとはこの記事を読むことさえ覚えておけば……。

それじゃあ、また。

撮 影:スポーツランドSUGO(宮城県村田町)
カメラ:Canon EOS R6, Canon EOS 7D Mark II
レンズ:Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM, Canon RF 50mm F1.8 STM